オモチャとしてのLUMIX FZ10
とうとう買ってしまった! 松下のデジカメ「LUMIX FZ10」。
同居人がデジカメを欲しがっていたので、有楽町で映画を観たあと、Bicカメラに立ち寄り、いろいろ見て回った。現在わたしが持っているデジカメは、ソニーのサイバーショットU20というオモチャみたいなヤツ1台。いつも持ち歩くのには最高だけど、ここ一番というときには不安だった。
むかし同居人と二人で買った150万画素のコンパクトがあるが、電池の持ちが悪すぎて、かつ重すぎなので、使う気になれないでいた。一方、同居人はCanon IOS(一眼)を持っているが、デジカメは持っていない。さすがに、これではイカンという思っていたにちがいない。
で、店内で衝動買いの候補にのぼったのは5点。
(1)Caplio RX
気に入った点:広角28mmが可能/シャッターラグが少ない
気に食わん点:300万画素としょぼい、新発売で値崩れしてない
(2-1)Lumix FX5
気に入った点:400万画素、手ぶれ補正機能
気に食わん点:バッテリーの持ちにやや不安
(2ー2)Lumix FZ10
気に入った点:光学12倍ズーム、手ぶれ補正機能
気に食わん点:デカイくせに400万画素、ファインダーが変な場所にある
(3-1)Nikon CoolPix5700
気に入った点:一眼と変わりない質感、液晶が閉じられる、小さい
気に食わん点:まだ500万画素
(3-2)Nikon CoolPix8700
気に入った点:5700の良さ+業界最高水準800万画素
気に食わん点:まだ高い
まず、Caplio。国際情勢分析家でネットジャーナリストの田中宇氏が使っている。中東の悪路で揺れるタクシーの中からシャッターが切れるのが気に入ったらしい。たしかにシャッターラグは重要な評価基準だ。サイバーショットU20ほどではないが、まあ、どうにかポケットに収まる小ささも評価できる。
次に、Lumix。小さいFX5は高機能なだけにバッテリーが不安に思えた。一方、FZ10はとびきりの色物に思えた。バランスが悪すぎる。ふつうレンズの真後ろにあるはずのファインダーが左端にある。これだけでも十分ヘンだ。400万画素しかないくせにズームは光学12倍というのも、いきすぎた一点豪華主義。どう考えてもケッタイ。そして、手ぶれ防止機能。この会社は異様なまでに手ぶれにこだわる。むかしラッキィ池田が「ブレンビー」のCMで踊っていたけど、こういうところを大切にするのは家電メーカーならではかも知れない。
カメラとして総合評価が高くなるのはNikon。CoolPix5700が10万円を切っていたので、これでもエエかなと思った。さすがに800万画素は要らんわな。でも、ちょっと欲しい気もする。でもやっぱり要らんわ……
で、思いはぐるぐるめぐり、とどとつまり「デジカメなんかオモチャやんけ」という結論になり、おもいきりけったいなLumix FZ10を買うことに決めた。ライカのでかいレンズは最大12倍、ということは420mmのロング撮影が可能。しかも明るさはロング時もF2.8! ちょっと無理めな感じがするが、おもちゃとしては面白い。
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コメント
オモチャと言う表現は使ってる人に失礼です。
投稿: tetsu | 2004年6月30日 (水) 18時50分