« わたし祈ってます | トップページ | オモチャとしてのLUMIX FZ10 »

2004年4月 4日 (日)

きれいだけど新しくないイノセンス

押井守監督『攻殻機動隊/Ghost In The Shell』(1995) の続編『イノセンス』を観に行った。日曜日の午後だというのに日比谷映画劇場はガラガラ。興行的にはきびしい内容なのではないかと心配になった。

ネタバレになるから詳しく書かないが、蘊蓄ツマミ食い的なセリフのオンパレードは、好き嫌いが分かれるだろう。ウットリするほどきれいな映像もたくさんあったが、ブツ切りっぽい編集が気になる人も多いのではないだろうか。わたしは、絵的にかっこよかったので、気に入った。Dominoとかいう英国製の映像システムを使っているらしい。

ところで、人と機械(人形=作り物)をめぐる切ない話は、これまでも映画や漫画や小説でたびたび取り上げられている。古いモノではメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』(1818年)がある。新しいところでは、リドリー・スコット監督『ブレードランナー』(1982年)のレプリカントたちや、スタートレックTNGで活躍するデータ少佐や、VOY(VGR)で正式クルーになった元ボーグのセブン・オブ・ナインがいる。とくに、『ネメシスS.T.X』でデータが、ピカードを救うために自己を犠牲にする展開は、わかっちゃいたけど、泣けた。そうそう、ガイナックスの『新世紀エヴァンゲリオン』でも、巨大ロボットを「人間」と呼んだりしていたっけ。(オマケでいえば、わたしが1998年に出した『スレイヴ』も、人と機械の境界がテーマのひとつだ)

そんなふうに考えると、1995年の『Ghost In The Shell』はスゴかったけど、2004年の『イノセンス』は、わたしにとって、内容的に新しくなかったといえる。

|

« わたし祈ってます | トップページ | オモチャとしてのLUMIX FZ10 »

「cinema」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19960/396044

この記事へのトラックバック一覧です: きれいだけど新しくないイノセンス:

« わたし祈ってます | トップページ | オモチャとしてのLUMIX FZ10 »