« ドラキュラとサマータイム | トップページ | 拝啓小林恭二先生、無断で「引用」させていただきました »

2004年8月22日 (日)

小説『ジョゼと虎と魚たち』の魅力

joze_book出社する前に、近くの本屋に立ち寄り、ひっさしぶりに小説らしい小説を買った。きっかけは、同居人が買ってきた『ぴあ』をぱらぱら眺めていて『ジョゼと虎と魚たち』という名の映画が紹介されていこと。なんと「原作:田辺聖子」と書かれているではないか。え?あの田辺聖子さん?

映画監督が田辺さんの作品に惚れ込んで映画化してしまったに違いない。そう思ったわたしは、原作を読みたくなり、うずうずしながら駅前の本屋に立ち寄った。すぐに見つかった。『ジョゼと虎と魚たち』は角川文庫に収められていて、奥付を見ると初版発行は昭和62年1月10日、現在19刷だった。(なんや、もう文庫かいナ。知らなんだなー。最近、小説から遠ざかってるしー)

小説「ジョゼと虎と魚たち」は、同名の文庫におさめられている短編(pp.177-204)で、通勤電車のなかであっという間に読み終えてしまう文字量である。ただ、ページをめくるのが惜しいと思った。この感覚は、ジュンパ・ラヒリの『停電の夜に』(新潮クレスト)を読んで以来だ。おいしい小説を読み終えるのがもったいないと思いながら泣く泣くページめくっていく。これほどの贅沢がほかにありましょうか!? 大江戸線汐留駅につくころには両腕に寒疣(さぶいぼ)が出ていた。(うまいんですワ、ホンマに……なんであんなふうに書けるんやろか。心の底から弟子入りしたい)

映画のほうは、犬童一心という人が監督をしていて、渡辺あやという人が脚本を書いている。出演は妻夫木聡さんと池脇千鶴さん(池脇さんは『大阪物語』とか『ほんまもん』で好演していたのですね)。きっとみんなあの作品に惚れ込んだんだろうな、と勝手な想像をした。機会があれば映画も観てみよう。

■小説『ジョゼと虎と魚たち』 (bk1 amazon)
■映画『ジョゼと虎と魚たち』 公式サイト
■書評リンク
千田好夫の書評勝手
とみきち読書日記
京都雑文Cafe
めがね君の【ごはん】日記
真摯な小手先
研究者見習いの本棚
かま玉うどんの【パラ読み】日記

|

« ドラキュラとサマータイム | トップページ | 拝啓小林恭二先生、無断で「引用」させていただきました »

「books」カテゴリの記事

「cinema」カテゴリの記事

「osaka/kansai」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。マモルと申します。ジョゼと虎と魚たちに関する記事をトラックバックさせて頂きました。よろしくお願い致します。畑仲さんは原作をよまれたようですが、僕は映画を見ました。言葉では上手く表現できないぐらい感動しまいした。ぜひ原作も読んでみたいと思います。

投稿: マモル | 2004年11月22日 (月) 21時14分

あ…すいません。映画のTBはこっちじゃなかったんですね…。まちがえちゃいました…。

投稿: マモル | 2004年11月22日 (月) 21時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/19960/1247822

この記事へのトラックバック一覧です: 小説『ジョゼと虎と魚たち』の魅力:

» 「ジョゼと虎と魚たち」 [Review Review Review]
[書籍]★★★★☆ 田辺聖子の短編小説集である「ジョゼと虎と魚たち」(角川文庫) [続きを読む]

受信: 2004年9月12日 (日) 02時55分

» 映画「ジョゼと虎と魚たち」の言葉たち [論駄な日々]
ようやく映画『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心監督)を観ることができた。率直な感想 [続きを読む]

受信: 2004年9月20日 (月) 01時24分

» 『ジョゼと虎と魚たち』を見ました。 [日々徒然 〜なるべく愉しく〜]
今日広島修道大学映画研究会上映会で 『ジョゼと虎と魚たち』を見た。 見逃していたちょっと古い映画で もうDVDも発売されているが、 映画館で見ること... [続きを読む]

受信: 2004年11月22日 (月) 21時11分

» CD『ジョゼと虎と魚たち』購入 [論駄な日々]
田辺聖子さんの小説を読み、犬童一心監督の映画を観た後で、「なんでそこまで?」と笑 [続きを読む]

受信: 2004年12月23日 (木) 22時42分

» ジョゼと虎と魚たち [ビデログXXX]
ジョゼと虎と魚たち 2003年 日本 【監督】犬童一心 【原作者】田辺聖子 【... [続きを読む]

受信: 2005年7月19日 (火) 14時53分

» うたた寝の時間 ~ジョゼと虎と魚たち~ [『まぜごはん』]
ブログを皆で始めて、気がついたら、はや半年を過ぎていました。 これまでの人生で(専業主婦なんてしていた時期もあったのですが)、ホームページ すら作った事もなかった私が、この共同ブログの管理人を生真面目にしています。 今月は思い出に残る映画について書きます。 ご覧になった方はいらっしゃる?とにもかくにも純情な映画です。 本当は記憶の底に温めておきたい大切な映画なのですが、ひょんな事から、 サルサを踊るオジサマのブログを拝見し、それが、私の持っていた、この映画の イメージと重なる部... [続きを読む]

受信: 2005年8月 8日 (月) 20時07分

« ドラキュラとサマータイム | トップページ | 拝啓小林恭二先生、無断で「引用」させていただきました »