クリスマス・イブに中落ち
備長炭を使った串焼きが自慢の店で、鳥も魚も美味しかった。なかでも気に入ったのはマグロの中落ち。蛤の貝殻をつかって骨の周囲にくっついている赤い身をこそぎ落として食するのだ。備長炭でネタを軽く炙って食べる鮨もよかった。値段もまあまあ。
魚をつつきながら同居人から「備長炭って、備前や備後の炭?」と尋ねられた。「備前・備後というと福山・岡山かな? でも紀州備長炭というから和歌山の名産じゃないかなぁ」などとヌルく答えたが、こういうのは放っておくと一生知らないままになりそうなので、帰宅後いちおう調べておきました。
【備長炭】びんちょう・ずみ ウバメガシを材料としてつくる良質の木炭。火力が強く、ウナギの蒲焼き用などに用いられる。元禄年間(1688- 1704)紀州田辺の備後屋長右衛門が創製。(三省堂・大辞林)【備長炭】びんちょう・ずみ 姥女樫(うばめがし)を材料として製した熊野産の良質の木炭。元禄(1688~1704)年間に紀伊国田辺の備後屋(びんごや)長右衛門が創製。(岩波書店・広辞苑)
え? びんちょうたんと思ぅてたら、ずみやったんかいな!
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コメント
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ここですね。すごい、中落ちはまぐろの骨をそのまま皿にのせて出てくるんだ。手巻きにして食べてみたいな。《ヒロ》
投稿: ヒロ | 2004年12月25日 (土) 18時15分
僕も近日中に行ってみようかな。けんか中の同居人を連れて。
投稿: けん | 2004年12月26日 (日) 18時13分
ヒロさん、けんさん、コメントありがとうございました。
「中落ち」を貝殻でこそぎ落とすのは、思いのほか難しかったです。でも、話のタネになりますので、ぜひトライしてみてください。
「食サイト」を考えるとき、東京の場合は築地の魚料理の店も面白い、ですね。
投稿: 畑仲哲雄 | 2004年12月26日 (日) 20時30分