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2005年4月 8日 (金)

お手軽 masculinity

m-05-04-08_20-55-02ときおり、無頼派を気取る人と出くわします。まちがっても戦後無頼派と呼ばれるような作家ではありません。わたしが目にする無頼派ぶっている人たちは、じぶんのことを無頼派のように見てもらいたいと思っている男たちです。目下の人たち前では俺様ほどスゴイ人間はないというような大言壮語をするくせに、目上の人たちの前では借りてきたネコみたい--そんな小心翼々たる男の中の男たちにオススメしたいのが、この小瓶。サントリー「無頼派」180ml入り、368円。・・・・コンビニで見かけました。(正式な商品名は無頼派小僧)

自称・無頼派に近い概念として、明治の昔には「壮士」という言葉がありました。壮士とは自由民権の高まりのなかに登場する血気盛んな若い活動家たちです。ゴロツキみたいな人もいたようですが、壮士気取りのオトコたちは正々堂々と迫力のある正論をぶったりしたのでしょう。でも、サラリーマン社会のなかに棲息する「自称無頼派」たちは、まちがっても経営陣の方針を堂々と批判したり、政治状況について公道でアジ演説をしたりしません。ウイスキーの小瓶を買うような、お手軽なmasculinity(男らしさ)にしか興味がないのかもしれません。

わたしが考える現代のホンモノの無頼派といえば、柳美里さん、岩井志麻子さんマツコ・デラックスさん、中村うさきさん・・・・ みなさん女性です。彼女らには小瓶の小道具なんて邪魔ですね。

■参考サイト
安易な生き方は、蹴っ飛ばす。無頼派飲み方指南

■参考書籍
伏見憲明 (2005) 『性という[響宴]』 ポット出版

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