だれがウソをついているか
公共放送の報道番組に対する「政治介入」は存在したのか――。ジャーナリストの魚住昭さんが決定的な証拠となる「証言記録」を入手し、月刊「現代」9月号で暴露した。この記事が出たことで、朝日新聞社は自社の取材記録(テープ起こしをしたメモを整理したもの?)が外部に流出したことを認めて謝罪した。だが、この記事によって、一連の“NHKvs.朝日新聞「番組改変」論争”でだれがどんなウソをついていたかが明らかになった。
国会議員が番組内容を事前に知り、内容についてクレームを述べることをどう捉えるか。公共放送制度の理念とその正当性をどう考えるか・・・・。こういうことを対象にする研究者は少なくない。わが師であるH先生は自らの師匠と共著で岩波書店「世界」4月号に「公共放送のリアリティとジレンマ」と題して論考を寄せている。ロースクールの長谷部先生は同誌7月号に「NHK問題の本質は制度問題である」という一文を寄せている。だけど、パブリックな問題に関心の強いジャーナリストの視線はすこし違う。数々のウソによって、わたしたちの社会がどのように傷つき、なにが損なわれたのかについて考える材料を集め、詳細な記述を試みる。ほんとうに違うんだよなあ、と実感する。
いずれにしても、魚住さんの記事はオススメです。
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・朝日新聞社「NHK問題」特集
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