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2005年12月 6日 (火)

VIVA!! パンポン!

大正11年(1922)、そのスポーツは茨城県日立市の日立製作所の従業員たちに降臨した。それまで従業員らは、昼休みになるとキャッチボールなどをして楽しんでいた。そこへ、ある従業員たちが板切れ(蜜柑の空き箱の一部)をラケットにテニスボールを打ちあってみた。これが思いのほか楽しかった。日を追うにつれ仲間が増えた。当初、白い目で見ていた従業員たちも、この新しいスポーツのとりこになった。老いも若きも、男も女も、だれもが気軽に楽しめる健康的な球技に夢中になった。やがれ競技が洗練され、大会が開かれるようになる。競技は「パンポン」と名付けられた。

日立市パンポン普及推進協議会のウェブサイトによると、コートの広さは7×2.5メートル。中央にはネットの代わりに真ん中には高さ40センチの板が一本渡され、それをまたいてボールを打ち合う。4点先取の3ゲームマッチで、シングルとダブルスがある。ラケットの規格は30×20センチに定められ、ラケット操作によってボールを回転させる「バキュームカット」や「ハエたたきスマッシュ」など、さまざまな「技」が開発された。

先般、NHKの番組「発見ふるさとの宝」でパンポンのラケットが紹介された。現在は、日立市内の小中学校をはじめ団地の空き地などいたるところで楽しまれ、競技人口はかなりの数に上るという。ネットで調べると、和歌山県清水町の安諦(あで)小学校でもパンポンが教育に取り入れられていることが分かった。地味ながら静かに確実にパンポンの輪は広がっている。

いいなあ。こういう話。

■関連サイト
日立市パンポン普及推進協議会 http://www.hasa.or.jp/panpon/
パンポンホームページ(作者不詳) http://www.sol.dti.ne.jp/~roadster/
発見ふるさとの宝(パンポンのラケット) http://www.nhk.or.jp/takara/file/file_0057.html
和歌山県清水町・安諦(あで)小学校ウェブサイトのパンポンページ http://www.shimizucho-wky.ed.jp/ade-sho/panpon/panpon.html

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