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2006年2月12日 (日)

ペットを失うということ

ペットを失った人に、言葉をかける勇気が持てない。その悲しみは、信頼しあっていた肉親を失ったときに匹敵するくらい深いだろうから。彼ら/彼女らはふつう買い主より先に逝く。わが子に先立たれたような気分になるのは仕方がない。わたしも幼いころにマルチーズに死なれて、放心状態になったことがある。数年前にゴールデン・レトリーバーを失った会社の先輩も「あんなにツライ思いをするんなら、もう飼いたくないよ」としょげかえっていたことを思い出す。なぜ研究を放り出してこんなことを書いているかというと、最近、猫を失った人のブログを読んで泣けてきたためだ。言葉がない。ほんとうに。

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コメント

昨年、「いぬのえいが」という映画がありました。オムニバス形式の映画ですが、私にとって、昨年のベストワンでした。徳島県内でも珍しく上映されましたが、あまり客が入らず、早々に打ち切られたのが残念でした。その映画の終盤に、ペットの死を飼い主側からとペット側からの両方の視点で描かれた部分があります。不覚にも泣いてしまいました。愛犬家、愛猫家の方に、その映画をぜひ見ていただきたいと思います。飼い主の悲しみは消すことはできませんが、「ペットたちも、飼い主が元気でいることを望んでいる。でも、ペットのことは忘れないでいてあげようね」と言うぐらいですかね。こういう時、言葉は無力ですね。

投稿: 弾針 | 2006年2月13日 (月) 16時20分

弾針さん: お久しぶりです。『いぬのえいが』は知ってます。レンタル店でパッケージをチェックしました。でも、まだ見てません。いろんなことが一段落したら、見ようと思っています。そして泣きます。クーンツの『ウォチャーズ』という、レトリーバ犬が活躍するミステリがあるのですが、これも泣けます。

投稿: 畑仲哲雄 | 2006年2月14日 (火) 01時28分

あ。やさしいお気持ち、ありがとうございます。でも、人も動物も死んでしまうけど、一人ではわからない、たくさんのものをくれますから。
泣きます→谷口ジロー『犬を飼う』(小学館文庫)

投稿: brary | 2006年2月14日 (火) 19時28分

「一人ではわからない、たくさんのもの」・・・・たしかに仰るとおりです。

投稿: 畑仲哲雄 | 2006年2月14日 (火) 23時24分

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