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2006年8月 1日 (火)

ワンコの服従テスト

Dsc00128昨夜、「ご近所の底力」という番組で、ワンコのしつけについてのレポートが放送され、思わず食い入って見てしまった。タイトルは「ほえる暴れる!愛犬大変身の究極のしつけ法」。ワンコのしつけに悩む神奈川県在住の男性が相談者で、ご近所の人たちの協力を得て問題解決に挑むというストーリー。相談者の男性がたいへん気の毒に思えるのと同時に、これは他人事ではないぞと手に汗握ってしまった。

問題のワンコはオスの柴犬。番組登場は今回で2回目である。1年前に登場したときは、家の前を行き交う人に吠えてご近所の迷惑になっているという内容だった。このとき、飼い主の男性は専門家の獣医さんから〈ワンコが吠えても無視せよ〉という解決法を伝授された。男性はこの教えを守り、無駄吠え時には無視をして対応し続けた。成果が実り、1年後にはワンコは近所の人に吠えることはなくなった。だが、根本的な問題は解決されていなかった。男性が犬小屋を掃除しようとすると牙をむいて吠えまくるのである。それは、ワンコが飼い主を信頼していない証だという。

アドバイザーの獣医によると、ワンコが飼い主を信頼しているかどうかを試す方法として「うしろ抱っこ」というのがある。背後から抱きかかえられるというのは、ワンコにとって最も無防備な姿勢を強いられることである。ワンコというのは、飼い主を信頼していれば、どんなポーズでも喜んで応じるのだが、番組のなかで男性がワンコを背後から抱こうとすると、ワンコは「ウーッ」と唸って大暴れしてみせた。かなり気の毒である。ちょっと泣けた。

この男性によると、ワンコから信頼を失った原因は、ワンコの見ている前で古くなった犬小屋をたたき壊したことだという。縄張り意識の強いワンコにとって、大切な住まいをメチャクチャにされるのを見せつけられ、心の傷となったのだという。まあ、大切なものを奪われるというのはワンコにかぎらず、人間にとってもつらいことだ。

番組終了後、意を決し、わが家のワンコを背後から抱いてみたところ、すんなり体をあずけ、ウトウトと眠りはじめるではないか! 正直、うれしかったなあ! ヒトから尊敬されたり信頼されたりということから縁遠いわたしだが、ワンコから信頼されているということが実感でき、とてもうれしく思えた。(むろん、たんにうちのワンコが眠かっただけ、という説もありますが)

そこで思い出すのは、ルーマンの「信頼」。去年はルーマン漬けだったなあ。

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コメント

ウンコの服従テストかと思ってきたら思いがけずいい話でびっくりしました。

投稿: 仲間由紀恵@3年計画 | 2006年8月 3日 (木) 01時27分

仲間先輩、こちは!
「思いがけずいい話」とは、「ヒトから尊敬されたり信頼されたりということから縁遠いわたし」という箇所を指しているのでしょうね。じぶんでも納得しています。

投稿: 畑仲哲雄 | 2006年8月 3日 (木) 08時46分

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