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2006年9月28日 (木)

松葉杖に想う

Matsuba松葉杖生活の愉しみは、優先席に座っている人に席を譲らせることのように思えてきた。妊婦でもなく、老人でもなく、障害を持っていそうにない人が、優先席(優先座席、シルバーシートともいう)を堂々と占拠している。足を大きく広げてケータイをピコピコしている人、カバンを横に置いて二人分の席を使っている人、大声で雑談したりバカ笑いしている集団--そんな場面に遭遇すると、妙にウキウキする。わたしの松葉杖が目にはいると、心配そうな表情で「ど、どうぞ」と譲ってくれる人には素直に感謝する。でも、「あー、なんて運が悪い」といわんばかりに渋々席を立つ人や露骨に迷惑そうな顔をする人を立たせた瞬間、内心「勝ったー!」と思う。(いったいなにに勝ったのだろう?)

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2006年9月25日 (月)

初めての骨折

Photo_4「骨折り損のくたびれ儲け」という諺があるが、たしかに骨折すると疲労困憊になる。きょう、松葉杖で通勤して痛感した。2日前、足の小指を痛打し、1日前には腫れがひどくなり、けさ病院に駆け込んだところ「折れてます」と診断された。レントゲン写真には、先から2番目の小さな骨に斜めの線がくっきり。小指の根元の骨と骨の隙間も狭くなっていた。指の骨は治りが遅いという。子供と違って中年になるとくっつくまで時間がかかる。それにしても、はじめての骨折が足の小指だなんて、なんだかみみっちい。

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2006年9月24日 (日)

巨星墜つ

玉男さんが亡くなった--。わたしのように遠くから眺めているファンだから「さん」と気軽に言ってしまうが、文楽世界では傑出した存在。たぶん「巨星墜つ」というべきかもしれない。「曾根崎」の徳兵衛や「天網島」の治兵衛もよかったが、「一谷嫩軍記」の石屋弥陀六にはゾクゾクさせられた。

数年前のこと、公共放送のテレビ番組で、インタビュアーから「むかしは人形を激しく動かせていましたね」と尋ねられたとき、玉男さんは「若気の至りやった」と受け流していたのを思い出す。玉男さんにとって50~60歳代は、青二才。10代で入門後、脇目もふらずに精進して、80歳代でようやく完成の域に達する芸とは、いったいなんなのか。

人間以上に人間らしい人形を見せもらい、ありがとうございました。合掌。

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2006年9月21日 (木)

頭の燃費

新司法試験の合格発表があった。領域が違うので、遠目に見ているだけだが、さぞ悲喜こもごもなのだろう。ふと思うのは、予備校さながらの受験対策を徹底していたと噂される慶応や中央の合格率が大したことなく(←数は多いが)、なんか浮世離れしているような東大のほうが高合格率というのは皮肉だなあと思う。勉強量をガソリンに例えると、燃費の良い頭と燃費の悪い頭があるのだろう。法科大学院別合格者数を見るとその差は歴然としている(法務省のPDFファイル)。「試験で高得点を取る学生が、必ずしも良き職業人、良き研究者になるとは限らない」なんて言う人もいるけど、「良き職業人」「善き研究者」に占める東大生の比率も、やっぱり高かったりして・・・

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2006年9月19日 (火)

フォルダ消失

Hdl250uアイオデータのLANDISKに保存していたデータが、き、き、き、消えた(涙)。おととい、画像を保存していたフォルダにアクセスしようとしたら、フォルダが表示されなかったのだ。レレレと思って、パソコンもLANDISKも再起動したけど、やっぱりフォルダのアイコンが表示されない・・・・。誤って消してしまったのだろうか。うーむ、そんなの記憶にないぞ! 新製品のLANDISKには「ごみ箱」機能があるが、わたしが使っているのは旧機種(HDL250U)で、一度消したらシオシオのパーらしい。アイオデータに確認の電話をしたところ、同社のデータ復旧ソフト(Deta Salvager2)はHDL250Uに対応していないし、データ復旧のサービスもやってない。「すいません。当社ではどうすることも・・・・」だと。なにか良い方法をご存知の方がおられれば、どうかお助けを(涙汗)

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2006年9月18日 (月)

ワンコ無事帰還

Photo_21ヶ月あまり寄宿舎生活をしていたワンコがきのう日曜日、無事帰還した。大きくなった。体重4キロ弱。訓練に出す前に覚えていたわが家でのルールを覚えているかどうか不安だったが、万事記憶にとどめていた。トイレもハウスもすべて思い出したようで、とりあえずひと安心。あとは、訓練校で身につけたことをわが家で定着させる必要がある。訓練されるべきはワンコではなく、ほんとうは飼い主のほうなのだが、ちょっと自信がない。

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2006年9月11日 (月)

存在理由と正統性

いまだにこの二者を無意識のうちに混同して使ってしまうことがある。前者はフランス語で〈raison d'etre〉、後者は英語で〈legitimacy〉。ともにカタカナ語として流通しており、似たような文脈で使われる。たとえば「憲法の存在理由」と「憲法の正統性」などなど。でも、文脈がちがうとおかしなことになる。たとえば、「誤審の存在理由」を説明して司法制度の陥穽を突くことはできても、裁判官が「誤審の正統性」を弁明することは許されない。

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2006年9月 2日 (土)

夏の論文ゼミ

修論を作るという作業がいかに骨が折れるのか身にしみて分かってきた。きょう、お久しぶりの自主ゼミがあり、わが師と仲間からいろんな指摘をいもらった。痛いところを突かれるとちょっと悔しいが、それ以上にありがたい。7月の中間発表の跡で師匠から「突っ込まれたら反論せよ」と助言をもらったが、やはりきょうのような論文ゼミでは、師や仲間の言葉を細大漏らさず聞きたい。叩いてもらえること、批判してもらえることは、結果的にすべて励ましなのだ。まるで、じぶん独りでは登れない山の中腹にいるようなものだよなあ、と思う。

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2006年9月 1日 (金)

飲酒運転ヒステリー

Photo_5こうも連日、飲酒運転についてのニュースを見せつけられると、食傷気味になる。問題は飲酒運転者を厳罰に処すことで解決するのだろうか。酒によって他者に危害をあたえる行為は、なにも車の運転だけではない。酒を飲んでいたため口論が喧嘩に発展したり、暴行を傷害へと促したり、傷害を殺人未遂や殺人へと誘うこともある。酔った勢い痴漢や性的嫌がらせをする人がいても、酔った勢いで円周率を1000桁まで計算したり、米粒に般若心経を写経したり針に糸を通して喜ばれたという話は聞いたことがない。直接的な危害でなくとも、パブリックであるはずの道ばたでゲロを吐き散らかして片付けなかったり、大声で歌ったりわめいたりして安眠を妨害したり、泥酔のために救急車の出動回数を増やして税金を浪費したり・・・・。酔いは人をついついエキサイトさせ、ときに闘魂をも注入してしまう。

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