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2006年9月 1日 (金)

飲酒運転ヒステリー

Photo_5こうも連日、飲酒運転についてのニュースを見せつけられると、食傷気味になる。問題は飲酒運転者を厳罰に処すことで解決するのだろうか。酒によって他者に危害をあたえる行為は、なにも車の運転だけではない。酒を飲んでいたため口論が喧嘩に発展したり、暴行を傷害へと促したり、傷害を殺人未遂や殺人へと誘うこともある。酔った勢い痴漢や性的嫌がらせをする人がいても、酔った勢いで円周率を1000桁まで計算したり、米粒に般若心経を写経したり針に糸を通して喜ばれたという話は聞いたことがない。直接的な危害でなくとも、パブリックであるはずの道ばたでゲロを吐き散らかして片付けなかったり、大声で歌ったりわめいたりして安眠を妨害したり、泥酔のために救急車の出動回数を増やして税金を浪費したり・・・・。酔いは人をついついエキサイトさせ、ときに闘魂をも注入してしまう。

たしかに飲酒運転は、死を招く危険性があるので有無を言わさず「レッドカード」でよい。だけど、罪に問えない迷惑行為や不快な行為についても、「イエローカード」を突きつけてみてはどうだろう。いつもグレーゾーンにいる人たちに、ちりも積もれば山となるんですよということを知らしめ、「覚えてません」という言いわけを駆逐することは、公益に見合うはずだ。そういう人には、罪滅ぼしとして、他人のゲロの後始末をするとか、手の付けられなくなった酔っぱらいを押さえつけに行ってもらいたい・・・・こういう「合意」を取り付けるなんてことは不可能だろう。

それにしても、飲酒運転にこんなにもヒステリックになれる反面、「おれのせいじゃない、酒のせいだ」とか「酔っぱらって記憶にないんですよ」という言い訳には恐ろしいまでに鈍感でいられるという心理は、なんとも解せない。ひょっとして多くの人がなんとなく感じているけど、ことさら声に出してないだけなのだろうか。それとも、わたしが不寛容なだけなのだろうか。

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