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2007年2月24日 (土)

言論談合

民主政という統治形態は約2000年にわたって低劣なものと考えられてきた。それが崇高な価値を持ったのはアメリカ革命以降のことだ。それ以前は、多数者の専制に陥りやすく危険で愚かな形態であると考えられてきた。たしかにデモクラシーほど腐敗しやすい形態はない。そんなことを考えさせてくれる“事件”が起こっていた。徳島新聞ウェブサイトに掲載された「議長が発言打ち切る 県議会代表質問、談合事件の刑事記録引用」の記事には、開いた口がふさがらなかった。これを言論談合と呼ばずしてなんと呼ぼう。

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2007年2月20日 (火)

さあ、もういっぺん

先週末からかなり風邪で寝たきりの日々。昨日も今日もシゴトに行けずに、ワンコを湯タンポにして伏せっていたところ、14時すぎに同居人から「おめでとう」の電話。きょうは博士課程入試の二次試験の発表の日で、「アカンやろ」とあきらめていたが、予想外に合格していた。うれしくないといえば嘘になる。でも「こんなアホでもええのかなぁ」という申し訳ない気持ちも大きい。でも、なんというか、ほんとうにありがたい。もういっぺん勉強できるのだから。

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2007年2月12日 (月)

統べるダメ人間

DogvilleManderlayラース・フォン・トリアー(Lars von Trier)の『ドッグヴィル』(2003)をようやく観た。最初に『マンダレイ』(2005)をたため逆順の鑑賞となったが、この際、順番はどうでもいいかもしれない。『ドッグヴィル』だけを観れば、宗教や道徳などの多方面から読み解きがなされると思うが、『マンダレイ』とセットになったとき、一連の作品のモチーフが、共同体における善き生(徳)、民主主義、自由のアポリアであることがわかる。

ラース・フォン・トリアー『ドッグヴィル』(Dogville, デンマーク, 2003)『マンダレイ』(Mandaray,デンマーク・スウェーデン・オランダ・仏・独・米, 2005)

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2007年2月 5日 (月)

男を壊すのは人事政策?

P_5男たちは、入社試験時の男性優遇(=女性差別)と、年功序列と終身雇用という人事政策によって、企業内で安定した精神生活を送ることができた。だが昨今の、能力主義・成果主義の導入によって、危機感と閉塞感にさいなまれる男たちが次々と壊れ、セクハラやパワハラという一線を簡単に飛び越えるようになっているのではないか--。金子雅臣さんが『壊れる男たち』(岩波新書、2006)で提起している仮説のひとつである。

金子雅臣(2006)『壊れる男たち:セクハラはなぜ繰り返されるのか』岩波新書

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2007年2月 3日 (土)

遙かなり脱構築

われながら惨憺たる内容だった。お世話になった指導教官も見るに忍びなかっただろう。修士論文の口頭試問。・・・痛いところ、聞かれたくないところを容赦なく突かれ、満足な受け答えができなかった。質問の意図もよくつかめなかったりした。でもまあ、わたしが審査する側に座っていたら「おいおい、もうちょっと勉強してこいや、こっちは土日つぶして相手してやってるんやぞ」とパチキかますところかも。おそらく、お情けで卒業はさせてもらえると思うが、進学は難しそうだ・・・ でも、それがわたしの限界。

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