ポケッとしてるとコロキウム
象牙の塔の内側では特殊な言葉がよく使われている。わが大学院では「博士課程コロキウム」というものがあり、これを3回通過しないと、まとまった単位がもらえない。でも、このコロキウムって一体なにをするものなのか分からなかったので、この際正直に、研究の焦点がピキっと定まらないことや、問題意識がモヤモヤしたままで短い言葉で示せない情けなさを正直に申し上げたところ、貴重なアドバイスをいくつもいただくことができて本当によかった。とにもかくにも、11・9の1回目のコロキウムを通過することができました。
ところで、コロキウムは英語で colloquium と書く。コロキアムとか、コロキュームなどと表現されることがある。ラテン語の「会議」が語源で、複数形は colloquia (コロキア)。自由国民社の「外来語年鑑2003年」では、討論会、共同討論、専門家会議、ゼミナールなどと説明されている。研究社のリーダースでは「討論集会, (専門家)会議; 共同討議, 輪講, 《大学での》ゼミナール」などと訳されている。これがWikipediaになると、以下のような説明になる。海外の大学でも colloquium と称したゼミナールが当たり前のように行われているのでしょうね。
A colloquium is an important type of academic activity. Typically, a colloquium will consist of a single lecture given by a member of the academic community about his or her work, to colleagues who work in the same or an allied field. The audience is expected to ask questions and to evaluate the work presented. Colloquia help to provide scholars with the opportunity to face and respond to criticism in the early stages of the development of new ideas.
修論出し ポケッとしてると コロキウム 冬の風たち 背中に張り付く
中身ない パワポのファイル 作るとき 枚数稼ぎに やたら字でかく
記憶力 洞察力に 理解力 視力も落ちたよ 頼りは意欲だけ
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