テレ東「にっぽんの歌」が面白かった
大晦日といえばインド料理を食べ出かけるのがわが家の恒例行事と化していたが、ことしは何故だか、ふつうに年越しそばを食べたくなり、近所にあるふつうの蕎麦屋さんへでかけることにした。蕎麦屋さんの玄関先にある小型のブラウン管テレビからは、なんだか懐かしい歌が流れていて思わず聞き入った。紅白歌合戦だと思っていたが、テレビ東京の「にっぽんの歌」だった。ヒット曲の年代と歌手の年齢を知ると、みょうに複雑な思いになった。
「涙の太陽」を歌った安西マリアは55歳、「ボヘミアン」の葛城ユキは56歳、「雨の御堂筋」の欧陽菲菲は59歳になっていた。安西マリアが飛び跳ねながらティーン・エイジャーのように歌っていたのは、どこか寂しかったけど、欧陽菲菲は何歳になってもかっこいい。いまも現役でバリバリ歌っているからだろうか。
蕎麦を食べ終わって家に帰ってきたら、こまどり姉妹(ともに70歳)「ソーラン渡り鳥」、五月みどり(69歳)「おひまなら来てね」、畠山みどり(69歳)「恋は神代の昔から」が流れてきた。そして最後には、ペギー葉山が「南国土佐を後にして」を歌っていた。ペギー葉山はなんと75歳。お達者クラブのような感がある。
そんなことなら、最初から観れば良かった。個人的には今陽子(57歳)「恋の季節」、黛ジュン(60歳)「天使の誘惑」、北原ミレイ(59歳)「ざんげの値打ちもない」、辺見マリ(58歳)「経験」などをもう一度聞いてみたかった。わたしの子供時分のスターは団塊世代周辺なんだなあ。
なんだかふつうの大晦日。こんなの久しぶりです。
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コメント
録画したけどみます?
なんならもっていきますよー
投稿: おかもち | 2008年1月 1日 (火) 10時49分