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2008年3月30日 (日)

完食! どぜう鍋

Dozeu_finish先日、生まれて初めて「どぜう鍋」を食べた。泥鰌料理といえば卵でとじた「柳川鍋」のほうが一般に知られているが、今回は江戸の庶民の流儀にのとって、まる鍋をいだくことにした。わたしが初どぜう体験の機会に恵まれたのは、神田生まれの先輩が、京の食通をもてなすにあたり、「おまえも付き合え」と呼び出されたためだ。こんな機会でもなければ、この江戸庶民の伝統料理をいただく機会もなかっただろう。江戸っ子の先輩と京の食通に大いなる感謝の意を表したい。ただ、いまだから告白するが、この日は朝からすこし気が重かった。

駒形どぜう http://www.dozeu.com/
江戸っ子ヒロ 「うまいよ!  ど・ぜ・う」 on 47NEWS | ニッポンのGOHAN
「どぜう鍋」:アクアクララ会員誌アクアクララスタイルのWebマガジン版

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2008年3月29日 (土)

ニュースの珍事

Mossan椅子から転げ落ちそうになったのは、わたしだけだろうか。きのうの朝、連続テレビ小説「ちりとてちん」が終わった直後、8時半からのニュースの冒頭で、アナウンサーの森本健成さんが感きわまった表情で、「明日の最終回をお楽しみに」としゃべっててから、おもむろにニュースを読み始めたのである。ええもん見たなあと思った朝でした。

もっさん(YouTubeに保存されている森本アナの発言場面)

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2008年3月18日 (火)

世論と世間

SekentohananikaBousousuruseken大学院の基礎ゼミで、世論研究について発表したことがある。まだ入学して間もないころのことで、右も左もよくわかっていなかったため、ドはずれたコメントをしてスルーされた。どんなコメントかというと、「世論なるものと世間なるものがどこかで関連しているような気がする」というものだ。たしかに社会科学の領域で「世間」に言及できるのは、阿部謹也先生と阿部先生の問いを真摯に受け止めた研究者たちであって、初学者未満のわたしごときに扱えるコトバではなかった。ただ、それでもやはり、世論と世間とはどこかでつながっているという感覚はぬぐい去れないでいた。

佐藤直樹 (2008) 『暴走する「世間」-世間のオキテを解析する(木星叢書)』 バジリコ
阿部謹也 (1995) 『「世間」とは何か』 講談社現代新書

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2008年3月17日 (月)

老けもん映画、またひとつ

Futon_barberこのところ中国づいている。昨夜は北京の路地裏に暮らす九十三歳の理髪師を主人公にした中国映画『胡同の理髪師』を神保町の岩波ホールで鑑賞した。北京五輪を目前に解体される直前の胡同の街。そこには昔ながらの商売道具を手に人々の家を訪れる老理髪師、チン爺さんがいる。老いた客たちも次々と亡くなり、骨董品なみの古時計も故障して動かなくなる。いわゆる老けもん系の王道をゆく映画ではあるが、淡々と描かれる日常の陰影と静謐が、生活世界を浸食するものに対する抵抗に思えた。

ハスチョロー監督『胡同(フートン)の理髪師』(原題:剃頭匠、英題:The Old Barber、中国、2006)

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2008年3月14日 (金)

上海の IPTV

上海の街角でマッサージ店に入った。足つぼ+全身モミモミという1時間余りのコース。中国では男性客に対しては女性スタッフが、女性客に対しては男性スタッフがサービスするのが普通らしい。脱衣場でパジャマに着替えて、という大げさなことはしない。コートやジャケットなどの上着と靴下を脱ぐだけで、あとは椅子に座って全面的におまかせ。室内には大型液晶テレビが置かれていて、スタッフがモミモミの合間にボタン操作をしていくつもの番組を見せてくれた。これがウワサのIPTVだった。

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2008年3月12日 (水)

上海のメディアコングロマリット

上海ゼミで学んだことは少なくない。ひとつには、上海のマスメディアが国際競争力をもつメディアコングロマリットを作り上げたということだ。これまで media giants または media conglomerates として語られてきたものとしては、Time Warner, Viacom, BBC, Vivendi, Kirch Group などがある。こうした巨大メディアのひとつに、上海の SMEG を新たに加えるべきかもしれない。

SMG = Shanghai Media Group (上海文広新聞伝媒集団)
SMEG = Shanghai Media and Entertainment Group (上海文化広播影視集団)

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2008年3月 9日 (日)

上海の大衆食堂

Tenshin実質的に2日間しかなかった上海ゼミ旅行で、観光に費やすことができる時間は限られていた。ゼミ仲間には1週間程度の休暇をかねてゼミに参加していた人は街歩きも堪能しただろうと思うが、年度末のこの時期にたっぷり休めないのが社会人の悲しさ。ただ、今回は中国から日本にやってきた留学生が私たちを全面的にサポートをしてくれたので、とても心強かった。留学生たちのホスピタリティや心優しさ、きめ細かな気配り、忍耐強さには心から頭が下がる。留学生が日本に滞在している間、わたしたちが全面的にサポートしなければならない。

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2008年3月 4日 (火)

上海ゼミ

復旦大学新聞学院との合同ゼミで上海に来ています。はじめての“他流試合”。しかも英語での発表。こんな経験をさせてもらえたのは、仰げば尊しわが師のおかげ。合同ゼミについては、あらためてレポートします。

それにしても、上海の料理はおいしい。ふふ。

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2008年3月 1日 (土)

玉男師匠の無表情

Sonezaki_tenjin_death昨年11月、大阪の国立文楽劇場で「吉田玉男 一周忌追善狂言」が行われ、その特集番組が昨夜,NHK教育で放映された。演じられたのは「曽根崎心中」の生玉社前の段、天満屋の段、天神森の段。平野屋手代・徳兵衛は吉田玉女さん、天満屋遊女お初は勘十郎さんがつとめた。勘十郎さんのお初にもグっときたが、吉田蓑助さんの九平次の動きにほれぼれした。ほんとうに憎たらしいのである。曽根崎心中の直前に流された、玉男さんゆかりの関係者インタビューの中でも住太夫師匠が「九平次ちゅうのは悪い人間ですわ」と話していたが、蓑助さんの九平次は憎らしくも躍動的で、失礼ながら徳兵衛よりも存在感があった。

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