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2009年1月21日 (水)

今宵、メディア研究のつどい

Poster 今夜(21日)午後6時から、東京大学本郷キャンパスの大学院情報学環本館2階で、「メディア研究のつどい」を開催します。メディア研究のつどいは、情報学環の林香里准教授とゼミ生が自主的に開催している研究会で、今回も前回に引き続き、学外からの参加を歓迎します。

 今回のテーマは「つながるジャーナリズムの必要」。話し手は『シビック・ジャーナリズムの挑戦』(日本評論社)の 著者・寺島英弥さんで、仙台市に本社がある河北新報社の生活文化 部長です。

 「シビック・ジャーナリズム」は「パブリック・ジャーナリズ ム」とも呼ばれ、1990年代の全米で一大旋風を巻き起こした地方紙とコミュニティを改革する運動として知られています。寺島氏は米国滞在時に、この運動に関わった新聞記者や研究者たちを精力的に取材しています。その成果を寺島氏は上述の著書で 披露したうえで、日本の新聞業界に取り入れる筋道を探る先駆的な活動をしています。

 寺島さんは、日本版のシビック・ジャーナリ ズムを「つながりのジャーナリズム」と表現しており、その実践と可能性についてご本人から話をうかがい、会場との質疑を通じて議論を深めます。

 参加費無料、事前登録なしで、どなたでも参加可能です。奮って ご参加ください。

本日の「つどい」告知ページ
「つどい」のポスター(A4、pdf)
メディア研究のつどいについての説明
最寄り駅と地図(きょうの会場は情報学環本館2階)

2009年1月21日 追記
「つどい」は大盛況のうちに終わりました。参加してくださった皆さん、ありがとうございました。
寺島さん、本当にありがとうございました。

2009年1月22日 追記
寺島さんの「つながるジャーナリズム」の実践例を知り、なにかもモヤモヤしたものがあったのだが、翌日になってそれが何だったのかが分かった。それは「臨床哲学」に似ているのだ。

臨床哲学というのは、大阪大学総長の鷲田清一先生が提唱されているもので、わたしには思想運動の一種のように感じられるのだけど、寺島さんの取り組みは「臨床的報道」かもしれないと思った。寺島さんたちは、文字通り臨床にある人々の報道もたくさんされているのだけど、そういうベタな意味ではなくて、聞くこと、耳を澄ますことに徹することがが、臨終直前にある報道という営為の臨床場面に記者を立たせ、報道の快復を促すことになるのだとすれば、きわめて内省的な思想運動のようにも思える。

いろんなことを教えられ、気づかされるなあ。

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