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2009年1月 1日 (木)

【告知】1月の公開研究会

Media_studies_biggifあけましておめでとうございます。唐突ですが、1月の公開研究会を2件告知します。

1件目は、東京大学大学院情報学環林研究室主宰「メディア研究のつどい」
日時は2009年1月21日(水)18:00-20:30、場所は東京大学本郷キャンパス 情報学環本館建物2階演習室。講師は、『シビック・ジャーナリズムの挑戦』(日本評論社)の著者・寺島英弥さん。仙台市に本社がある河北新報社の生活文化部長です。

「シビック・ジャーナリズム」は「パブリック・ジャーナリズム」とも呼ばれ、1990年代の全米で一大旋風を巻き起こした地方紙とコミュニティを改革する運動として知られています。寺島氏は米国滞在時に、この運動に関わった新聞記者や研究者たちを精力的に取材しています。その成果を寺島氏は上述の著書で披露したうえで、日本の新聞業界に取り入れる筋道を探る先駆的な活動をしています。

ポスターをダウンロード

寺島さんは、日本版のシビック・ジャーナリズムは「つながりのジャーナリズム」と表現しており、その実践と可能性について御本人から話をうかがい、会場との質疑を通じて議論を深めます。

参加費無料、事前登録なしで、どなたでも参加可能です。奮ってご参加ください。

今回の「つどい」は「電通コミュニケーションダイナミクス寄付講座公開セミナー」の一環として組み入れられました。問い合わせは iii.media.studies★gmail.com(←コピペする場合は★を@にしてください) 。詳しくは下記urlへ。
http://dcom.iii.u-tokyo.ac.jp/?q=node/30

2件目は、「メルプラッツ第11回公開研究会」。1月24日(土)14時-18時、東京大学本郷キャンパス工学部新二号館9階93bで開催。テーマは「メディア・クライシスとメディアリテラシー-マクロとミクロとワークショップ-」。立教大学の砂川浩慶先生と、東海大学の水島久光先生からの報告があります。問い合わせは、メル・プラッツ事務局 2008★mellplatz.com (←コピペする場合は★を@にしてください)。詳しくは下記URLへ。
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/iii/event/11.html

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コメント

公開研究会のテーマとはあまり関係なさそうな話題で恐縮ですが、「新聞記事の文体」について書かれた書籍はありませんか。
ご存知でしたら、ご教示ください。

投稿: meitei | 2009年1月 1日 (木) 23時47分

>meiteiさん
「新聞記事の文体」、、、ですか?
 えーと、共同通信社の『記者ハンドブック』などの記事の書き方ハウツー本ではなくて、
お尋ねになっているのは、文学論などの文脈で使われる「文体」でしたら、分からないです。
業界のハウツー本ならば、日比谷の日本新聞協会などで入手できます。

投稿: 畑仲哲雄 | 2009年1月 2日 (金) 01時49分

……と、肩を落とした。
……と、顔を曇らせた。
……と、声をつまらせた。

近頃の新聞記事、この種の常套句が頻出していると感じられるんですね。「見てきたような嘘」という感じもするし、はじめに定型句があってそれにはめこむことで記述が成り立っているという気もします。もちろん、何らかのひな形がなければ、書くことは難しいという一面もありますが。
で、こういう記述のスタイルが新聞で一般的に使われるようになったのはいつごろからなのかなと思うわけです。そういったスタイルの変遷を追った本はないものか、と。
ついでに言えば、なければ、誰か書いてくれないかな、とも。

投稿: meitei | 2009年1月 2日 (金) 09時10分

>meiteiさん
 さすが、目の付け所が面白いです。
 時間に追われて原稿を書かなければならない制約上、新聞文章は慣用句・常套句が頻出しますね。
 いつごろから、こんなふうになったのか史的研究をしている人いそうな気もしますが…ふむ。ちょっと探してみますね。

投稿: 畑仲哲雄 | 2009年1月 3日 (土) 00時44分

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