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2009年2月14日 (土)

定額給付金の使い途

Kagawatoyohiko昨夜、賀川豊彦献身100年広報委員長と歓談した。彼は2008年末、東京・日比谷公園にできた「年越し派遣村」に足を運んだあと、あることを感じたという。それは日本の貧困問題に取り組むNPO法人自立生活サポートセンター「もやい」事務局長・湯浅誠さんと賀川豊彦が少しずつだぶってみえるようになったというのだ。広報委員長と話をしていて、「もしあの定額給付金を受け取ったら、湯浅さんに送ろう」と盛り上がった。

特定非営利活動法人 自立生活サポートセンターもやい
ビッグイシュー日本版|BIGISSUE JAPAN
Think Kagawa 賀川豊彦献身100年広報委員会

わたしもそれほど詳しくはないが、賀川豊彦といえば大正・昭和期に、救民活動に身を投じたキリスト教の社会運動家で、そのラディカルな行動は日本においてよりむしろ留学先でもあったアメリカで評価され、数多くの研究がなされている。海外で知られている日本人のなかで、尊敬されている度合いでいえば群を抜いているのではないか。だが、賀川を生んだ国で賀川を知っている人は思いのほか少ない。行動がラディカルで、思想が論争的で、凡人がついていくのが難しかったかもしれない。ただし、もし賀川が生きていれば、湯浅さんらと行動をともにしていることは想像に難くない。

広報委員長ともっとも意見が合ったのは、キリスト教者であろうとなかろうと、人に道を説く人や、社会を変えようとする人は「年越し派遣村」のような象徴的な場所に足を運び、同じ地平に立って話し合うべきであったということ。「日比谷公園のテントはさぞお寒いでしょうから、どうぞうちの宿坊をお使いください」と申し出た僧侶はどれくらいいただろう。

多くの人が望んでおらず、景気浮揚にも効果がないと予想される「定額給付金」は、できるだけ善きことに使いたい。『ビッグイシュー日本版』を大人買いし、湯浅さんのような人たちに送金したい。「もやい」は寄付をを募っているが、個人的に湯浅さん本人に贈りたい。

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受信: 2009年2月18日 (水) 10時28分

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受信: 2009年3月 3日 (火) 15時51分

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