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2009年9月30日 (水)

【告知】イベント2件

ゼミ仲間が関わっている学外イベントを2つ紹介します。

DAYS横浜国際フォトジャーナリズムフェスティバル2009
 2009年9月30日~10月11日 @ 横浜赤レンガ倉庫1号館2F・3F
 http://photofestival2009.seesaa.net/

第1回移民映画祭 Migrants Film Festival Japan 2009
 2009年11月7日~11月8日 @ 上智大学・10号館講堂
 http://www.mffj.org/index.html

わたしも参加したいと思っています。図書館で本を読み、思索するだけではなく、積極的に世界と格闘していくことで生活世界は豊になっていくのですね。

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2009年9月26日 (土)

書店で買うことの意義

050811_055902_2このところ大いに気になっていることがある。それは、旭屋書店がぽつりぽつりと支店を閉めていることだ。旭屋書店といえば、わたしが人生で最もたくさん利用した本屋さんの一つだ。大阪・梅田の本店は、わたしにとって“ゆりかご”のような空間だった。ちなみに2009年9月22日時点のWikipedeiaをみると、閉鎖・閉店が続いている。ネットダイレクト旭屋書店(2007年12月、オンライン書店市場から撤退)、近鉄桃山店(2008年2月)、香港ジャスコ店(3月)、銀座店(4月)、水道橋店、イオン高松店、堺プラットプラット店、モレラ岐阜店(6月)、新金岡店(7月)、札幌店(2009年1月、北海道内からの撤退)、マリノアシティ福岡店(7月)。もしかして、アマゾン効果だろうか。だとすると、胸がチクチク痛む。(右の写真は、「ニューヨークの良心」と言われるユニオンスクエアのスタンドブックストアで撮影したもの。古びた店内。でもNYの宝のひとつ)

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2009年9月24日 (木)

ネガティブ・キャンペーンの記録(備忘録)

メンバーに入れてもらったSNSで、某先生がネガティブ・キャンペーンの話題を採り上げてくれた。わたしが目をむいたのは、2009年8月末の総選挙前に自民党が配布していたとされるパンフレットのPDFファイル。こうしたパンフが配布されることがあるのは、ニュース報道を通じて知っていた。しかし、現物を見たのは今回が初めて。いずれのパンフレットにも「このパンフレットは、政党の自由な活動であって、選挙期間中でも自由に配布できます。」と記されている。世論研究の研究材料になるので、備忘録としてPDFファイルをアップロードしておく(先生ありがとうございます)。

知ってドッキリ民主党これが本性だ!! 民主党には秘密の計画がある!! 民主党にだまされるな! (自民党、2009)
知ってビックリ民主党これが実態だ!! 労働組合が日本を侵略する日 民主党にだまされるな! (自民党、2009)
本当に日本の政党なのか!? 民主党=日教組に日本は任せられない (自民党、2009)
民主党には農政を任せられない!! 許されない! 民主党が国旗を切り貼り!! (自民党、2009)

(下の2つは、ファイル容量が1MB超だったため自民党へのリンクとした)

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2009年9月22日 (火)

理論と実践、リクツとゲンバ

現場で頑張っている人を激怒させるのは、実情を理解しない正論だろう。「理論的に○○するのが正しい」「××に陥っているのは△△のため」などなど。頭ごなしに論評されると「能書きはいらない。1週間でいいから、ここで一緒に汗を流してからモノを言え」と言いたくなる。もっともな怒りだ。だけど、ゲンバに必要なのは理論や理念――呼び方が気にくわないなら、リクツと呼ぼう。どういうゲンバにどんなリクツが必要か。わたしが思うに、バカにされ、貶められ、踏み付けられ、蹴散らされ、無視される、そんなゲンバで実践している人にこそ、彼ら彼女らの存在理由や正統性、意義を与えてくれるようなリクツが必要なのではあるまいか。

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2009年9月17日 (木)

【告知】メディア研究のつどい 10/7夜

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東京大学大学院 情報学環 林研究室主宰の「メディア研究のつどい」が10月7日夜に開催されます。今回のテーマは「新聞社×NPO ~ 『協働』の可能性」。Win-Win-Winのの「協働」を実現した小さな新聞社と地域のインターミディアリ(NPO中間支援組織)の担当者を講師に招いてお話をうかがいます。ちなみに、不肖わたくしが司会進行係を務めます。参加費無料、事前登録なしで、どなたでも参加可能ですが、会場が定員になり次第、入場を締め切りますので、ご容赦ください。問い合わせは、iii.media.studies★gmail.com へ。(★を@に書き換えてください)

2009/10/7 (水) 公開講座「新聞社×NPO ~ 協働の可能性」 ( JM / iii / lab.
地図つきチラシをダウンロード→ PDF file

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2009年9月13日 (日)

さいきん観た黒澤映画

3rashoumon4yoidoretenshi今ごろになって黒沢作品をまとめて観ておこうというモードになっている同居人につられて鑑賞した。黒沢には「崇拝者」ともいえる熱烈なファンが大勢いて、わたしごときが評する言葉などないし、批判するなんて10年早いことは重々承知の上で、愚かな素人の感想として個人的にいくつかメモしておきたい。

黒澤明監督 『醉いどれ天使』 (東宝、1948)
黒澤明監督 『羅生門』 (大映、1950)
黒澤明監督 『七人の侍』 (東宝、1954)
黒澤明監督 『悪い奴ほどよく眠る』 (東宝=黒沢プロ、1960)

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2009年9月11日 (金)

イーストウッドと法治主義

ChangelingGrantrinoイーストウッドの近作2本が評判だったので「とりあえず」という気分で観てみたところ、なんだかすっかり引き込まれた。イーストウッド作品はこれまで何本か観ているが、ひとつのパターンがあるように思われる。パターンというと語弊があるかもしれないので、「世界観」「思想」といい直しておこう。それは、彼の作品は、どれもアメリカ映画の一大ジャンルともいえる「法廷映画」とは対極にあるということである。

クリント・イーストウッド監督 『グラン・トリノ』 (原題: Gran Torino, 2008, 米)
クリント・イーストウッド監督 『チェンリジング』 (原題: Changeling, 2008, 米)

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2009年9月 8日 (火)

『チェ 28歳の革命』『39歳別れの手紙』と殉教

CheGuerrilleroheroico
エルネスト・チェ・ゲバラ(Ernesto Rafael "Che" Guevara de la Serna)ほどTシャツのデザインに使われてきた人物はいないだろう。旧西側の国でも人気がある。かくいうわたしも、模索舎で衝動買いしたことがあった。ただし、ゲバラTシャツを着ているだれもが、彼の思想と行動に打たれたわけではない。名前さえ言えない人もいるだろう。では、なぜゲバラなのか。最も大きな理由は、かっこいいから、だろう。なので、映画でゲバラを演じる役者さんがメイクをしてゲバラに扮したとしても、本人を超えることはできない。最近の作で、ベニチオ・デル・トロも好演していたが、同居人に言わせると、ゲバラよりも古谷一行に見えたそうだ。(左側がゲバラ本人のpublic domain写真、右側が役者のベニチオ・デル・トロ)

スティーブン・ソダーバーグ監督 『チェ 28歳の革命』 (原題: The Argentine, 2008, 米・仏・西)
スティーブン・ソダーバーグ監督 『チェ 39歳 別れの手紙』 (原題: Guerrilla, 2008, 米・仏・西)

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2009年9月 5日 (土)

Cohenのアドボカシーの定義と種類 (備忘録)

Npo_new_eraAdvocacy_for_social_justiceadvocacy に相当するこなれた日本語がなかなか見つからない。代表的なNPOの公式サイトでも「政策提言」などと説明されていることが多い。だが、「政策提言」だけでは、選挙公約のようで誤解を生む。最も古くからアドボカシー活動をしているとされる英オックスファム・アドボカシー研究所の Advocacy for Social Justice : A Global Action and Reflection Guide という本から、その定義と種類を整理しておきたい。

Cohen D, De la Vega R, Waston, G (2001) Advocacy for social justice: A global action and reflection guide, Oxfam Advocacy Institute, Kumarian Press, Bloomfield, Connecticut
Oxfam International http://www.oxfam.org/
田中弥生 (2008=2009) 『NPO新時代:市民性創造のために』 明石書店

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2009年9月 3日 (木)

映画の中の確率クイズ

Lasvegasスタジオに3つの扉がある。高級新車が隠されている扉を当てれば、車をもらえる。番組の司会者が挑戦者にいう。「2つの扉はハズレ。ひとつは当たり。どれを選ぶ?」。挑戦者は3つの扉のうち1つを指さす。だが、意地悪な司会者は、挑戦者が選ばなかった2つの扉のうち1つを開けた。中は空だった。司会者が挑戦者に尋ねる。「あなたは扉を変更できる。最初に選んだ扉のままにする?それとも別の扉にする?」。さて、挑戦者は扉を変更すべきかどうか――。このクイズは、映画『ラスベガスをぶっ飛ばせ』の冒頭で紹介されたものであるが、わたしはポカーン(涙)。

ロバート・ルケティック監督 『ラスベガスをぶっつぶせ』 (原題:21, 2008, 米)

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コーテンのNGO世代論 (備忘録)

日常語として用いられる市民 citizen や市民社会civil society は多義的すぎて論文に記す際には慎重さが求められる。だが、マスメディアやジャーナリズムの正統性を再検討するうえで、市民に関する議論は避けて通れない。市民社会に関する議論のなかで、いくつかの理論やキーワードを備忘録として残しておく。まずは、ひとつは、D.コーテンのNGO世代論。NGO/NPOをめぐる議論は、V.ペストフの三角形とも関連し、体系的な理解が必要だ。

コーテン,デビッド (1995=2004) 『NGOとボランティアの21世紀』 渡辺龍也訳, 学陽書房
Website David Korten.org http://www.davidkorten.org/home
People-Centered Development Forum http://www.pcdf.org/
Yes! Magazine http://www.yesmagazine.org/

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