【告知】イベント2件
ゼミ仲間が関わっている学外イベントを2つ紹介します。
●DAYS横浜国際フォトジャーナリズムフェスティバル2009
2009年9月30日~10月11日 @ 横浜赤レンガ倉庫1号館2F・3F
http://photofestival2009.seesaa.net/
●第1回移民映画祭 Migrants Film Festival Japan 2009
2009年11月7日~11月8日 @ 上智大学・10号館講堂
http://www.mffj.org/index.html
わたしも参加したいと思っています。図書館で本を読み、思索するだけではなく、積極的に世界と格闘していくことで生活世界は豊になっていくのですね。
報道写真は、多くの人が行けないところに足を運び、なかなか見られない対象を撮影してくることを主な役目にしてきたと思う。だが、今日、撮影機器が安くなり、ネッにアップロードすることも簡単になった。たとえば、ブライアン・デ・デパルマ監督『リダクテッド』(原題:Reducted, 2007)は、そうしたメディア環境の変化を積極的に取り入れて、“素人映像”をリミックスして映画にしましたが、かなり検閲されちゃいましたよ、というメタな設定で映画を表現を成立させていた。では、だれにでもスクープ写真が撮れる今日、フォトジャーナリズムについて考えるのは悪くない。
「移民映画」というジャンルを設定することで、多文化共生という問題が考えやすくなる。わたしたちは「日中」「日韓」「日伯」「日比」のように、国家を背景としたバイラテラルに(評論家のように)捉えがちだけど、異文化の世界に移り住んでいる人々視線(まなざし)により沿うことで、これまで気付かなかったことがいくつも見えてくる気がする。クリント・イーストウッド監督『グラン・トリノ』 (原題: Gran Torino, 2008)では、平気な顔をして差別語を連発する老白人が、隣人となったモン族とのインタラクションを通じて変化していく姿が巧妙に描かれ、ある意味、見る側が安心して見られる感動作となっている。上智で上映されるドキュメンタリーを見るわたしは、『グラン・トリノ』の主人公のような立場に立つわけで、試されるような気がする。
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