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2010年4月27日 (火)

基地と NIMBY (ニンビー)

いまさらながら沖縄の普天間問題について、じぶんなりの考えを備忘録としてメモしておきたい。結論からいえば、わたしはこの問題を、(1) 日本の防衛問題、(1) 日米安保問題、(2) 米軍再編問題、そして何よりも(4) 沖縄だけが過大な負担を強いられている不平等問題――などと理解していた。だが、この間の世論の動きをみるにつけ、もっとも深刻なのは ニンビー問題ではないかと考えるようになった。

NIMBY @ Wikipedia http://en.wikipedia.org/wiki/NIMBY

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2010年4月23日 (金)

就職活動とサイレント

週刊東洋経済の山縣裕一郎さんがラジオ番組で紹介されていた「サイレント」という現象に胸が痛くなった。2010年4月22日のTBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」にニュースズームアップ+αというコーナーで山縣さんが問題にしていた「サイレント」とは、就活の学生にYesともNoとも伝えず、放置する企業の不誠実な行為を指す学生たちの隠語である。学生を「サイレント」状態に置く企業は少なからずあり、有名企業に多いということだ。

山縣裕一郎「就職活動で問題化するサイレントとは」 TBSラジオ森本毅郎スタンバイ 2010/04/22
Podcast MP3 Audio File - http://podcast.tbsradio.jp/stand-by/files/plus20100422.mp3

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2010年4月19日 (月)

今週のいただきもの『ヤフー・トピックスの作り方』

How_to_make_yahootopics主流メディアにも悩みは多いが、ネット・メディアも悩みが深い。2009年5月に開催した「メディア研究のつどい」で講師を務めてくれた祝前伸光プロデューサーからいただいた『ヤフー・トピックスの作り方』は、オンライン・ジャーナリズムを考える際にいくつもの論点を与えてくれる。著者の奥村倫弘さんが元読売新聞記者ということもあり、主流メディア関係者に分かりやすい入門書だし、彼の議論が根源的な問いをいくつも含んでいることから、マスメディアやジャーナリズムを学ぶ大学生も議論をするのによい本になるだろう。

奥村倫弘 (2010) 『ヤフー・トピックスの作り方』 光文社新書

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2010年4月15日 (木)

消せる赤ボールペンと読書

Frixion01難解な本を読むとき、わたしは必ずといってよいほど、小さな付箋紙を使ってきた。「ここは重要だ」とか「いつか引用しよう」と思ったら、とにかく貼る。付箋紙に何も書かずに貼り、どんどん読み進んでいく。中身の濃い本の場合、読み終わると付箋紙だらけになる。おかげで、なぜ付箋紙を貼ったのか、あとで思い出せなくなる。この問題を解決してくれようとしているのが、消せる赤いボールペンである。

フリクションボール0.5mm【レッド】 LFB-20EF-R ~ パイロット

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2010年4月12日 (月)

腰痛対策にバランスボール

Ball今年に入ってまもなく、自宅の椅子をバランスボールにした。理由は、ときおり腰痛がぶり返していたため。これまで鍼を打ってもらったりマッサージをしてもらったり、ひどいときにはカイロプラクターの上原先生に施術してもらっていた。痛みはおもに腰だが、背中、首、眼へと連動しているようだ。半信半疑ながら、椅子をバランスボールに取り換えて四ヶ月たったが、今のところ腰痛はない。特別な腰痛体操のようなことはしていないし、劇的に効果があったというわけでもない。ただ、じんわり効果があるようだ。

Exercise ball <http://en.wikipedia.org/wiki/Balance_ball>

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2010年4月 7日 (水)

いまこそ安部公房

Inter_ice_age私がすきな日本の作家に安部公房がいる。安部の作品には、人類の業のようなものを感じさせられてきた。三島ではなく、大江でもなく、安部公房の作風と独特な表現に惹かれてきた。1980年代半ばにシベリア鉄道でソ連を横断したとき、「おれはКобо Абеが好きだ」というロシア人がいた。海外に翻訳された点数も多い。だが、ここ数年、街角の本屋さんで安部を見かけなくなった。忘れられた大作家になったことを残念に思っていたところ、KINOKUNIYA書評空間BOOKLOGで石村清則さんが『第四間氷期』を紹介されていたのを知り、嬉しくなるとともに、安部の卓越した人間観・未来観にあらためて感心した。

安部公房『第四間氷期』(新潮文庫、1970年、初出は1958~59年『世界』)

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2010年4月 4日 (日)

その共生は Symbiosis? Conviviality?

Conviviality社会人大学院生も7年目に突入してしまった。入学当時から現在まで、変化もあったが、変わらないこともあった。ずっと胸の奥底にあったのは、なんともいえない居心地の悪さである。入学当時は「まぐれ合格」に喜びながらも、アイボリー・タワーの内側は必ずしも心地よい場所ではなかった。その原因は、アカデミズムとジャーナリズムとの不幸な関係に関連する。二者は基本的に互いを信用せず、ときに憎しみ、見下し、傷つけ合う。だだ、二者は互いを強く必要としているのも否定しがたい事実である。大学院という場にアウェーで参戦して7年目にして、当たり前のことに思い至る。

川本隆史 (2008) 『共生から-哲学塾』 岩波書店,双書哲学塾

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2010年4月 1日 (木)

書評 パットナム『孤独なボウリング』(備忘録)

「社会関係資本」とか「ソーシャル・キャピタル」という言葉は、政治学、経済学、行政学、NPO論などいろんな領域で使われるようになってきた。しかし、その概念は、まだ成熟過程にあり、使う人ごとに微妙に異なっているようで、誤解も多い。わたしもパットナムを読むまでは、ずいぶんトンチンカンな理解をしていた。このほど、ゼミでせっかくパットナムの『孤独なボウリング』を書評したので、備忘録として掲載しておく。

書評 Putnam, Robert D. (2000=2006) Bowling Alone: the Collapse and Revival of the American Community, Simon & Schuster, New York, (柴内康文訳, 『孤独なボウリング―米国コミュニティの崩壊と再生』, 柏書房)

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