« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月30日 (月)

映画『鉄塔 武蔵野線』と巡礼

Tetto映画『鉄塔 武蔵野線』は神話的な作品だった。主人公は小学6年生のミハル。友達を作れず、父母がいがみ合う家庭も居心地が悪い。そんなミハルはある日、鉄塔と出会う。耳を当てると「電波の音」が聞こえた。見上げると、鉄塔には番号が付されている。「武蔵野線 75」。その送電線をたどっていくと、次の鉄塔には「武蔵野線 74」とある。このまま進んでいくと、いつか1号鉄塔に行き着く。そこにはきっと夢のような世界があるに違いない。ミハルはそう確信し、年下のアキラをと「鉄塔調査隊」を結成し、自転車で旅に出る。

長尾直樹監督 『鉄塔 武蔵野線』 (1997、原作: 銀林みのる『鉄塔武蔵野線』)
鉄塔調査隊公式ウェブサイト http://www.actcine.com/tetto/

続きを読む "映画『鉄塔 武蔵野線』と巡礼"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月25日 (水)

『ヤギと男と男と壁と』と超能力と神秘体験と

JonronsonGoats超常現象が好きな人はどこにでもいる。ハイテク兵器で武装する米軍内部にそうした能力の開発を目指す秘密組織があったとしても不思議ではない。この映画はそうした秘密組織に肉薄した新聞記者のノンフィクション作品をもとに作られたコメディ映画である。演技派俳優の熱演で大いに笑わせてもらえるわけだが、作品が問いかけている内容は、一見「常識的」な世界像を微妙にずらしてくれていて、なんだかか考えさせられる部分も多い。個人的には脳内がはげしく発火した。

グラント・ヘスロヴ監督 『ヤギと男と男と壁と』 (原題: The Men Who Stare At Goats , 米, 2009) imdb
ジョン・ロンスン 『実録・アメリカ超能力部隊』 (文春文庫、2007)
ミニシアターに行こう | twitter 

続きを読む "『ヤギと男と男と壁と』と超能力と神秘体験と"

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010年8月24日 (火)

地域SNS全国フォーラムin 掛川に参加

http://www.slowlife.info/snskakegawa/Snskakegawa_banner私事ですが9月11日と12日の両日、静岡県掛川市で開催される「第7回地域SNS全国フォーラム in 掛川」で講演します。同フォーラムも7回目を迎え、すでに幾多の議論が積み重ねられていると思いますし、現場で汗を流していない私のような部外者がパネラーになる資格があるだろうかと少し心配ではありますが、「上越タイムス」と「くびき野NPOサポートセンター」の協働紙面の事例を紹介しようと思っています。ご興味のある方はぜひお越しください。

第7回地域SNS全国フォーラム in 掛川(主催:NPO法人スローライフ掛川 共催:掛川市・財団法人地方自治情報センター)

続きを読む "地域SNS全国フォーラムin 掛川に参加"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月21日 (土)

最近観た意識・記憶系の映画

50firstdateEternalsunshine人間の「記憶」や「意識」について考えさせてくれる映画には妙にひかれる。幼いころに知った独我論のトラウマを引きずっているからだろう。最近観たのは、ジム・キャリーとケイト・ウィンスレット主演『エターナル・サンシャイン』とアダム・サンドラーとドリュー・バリモア主演『50回目のファースト・キス』。ともにCATVで放映されていていた2004年の作品。

ミシェル・ゴンドリー監督 『エターナル・サンシャイン』 (原題: Eternal Sunshine of the Spotless Mind, 2004, 米)
ピーター・シーガル監督 『50回目のファースト・キス』 (原題: 50 First Dates, 2004, 米)

続きを読む "最近観た意識・記憶系の映画"

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2010年8月14日 (土)

アルコール依存症という少数者

アルコール依存症と闘う少数者にとって、私たちの社会はなんと生きづらい場所であることか。NNNドキュメント'10「妻と夫の…アルコール依存」(2010年07月25日放送)を見て、そう痛感した。アルコール飲料は自動販売機やコンビニでも売られ、飲食店のメニューにも必ず登場する。依存症患者にとって世にあふれかえる酒類から目を背けて生きるのは辛すぎるはずだ。ドキュメンタリーも「お気の毒」的な部分が強調され、当然のことながらアルコールを容認するわたしたちの社会のあり方については言及していない。

NNNドキュメント'10「妻と夫の…アルコール依存」(2010年07月25日放送)

続きを読む "アルコール依存症という少数者"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年8月 9日 (月)

亡くなった子供の写真

なぜ事件や事故を報道しなければならないのか。そのようなことを考え始めると、じつに厄介だということに気づく。社会全体に大きな影響を及ぼすような、つまり、不特定多数の読者・視聴者にも影響が及ぶような重大事件や重大事故は、公共の福祉の観点から報道しなければならない。そうれは論を待たない。しかし、そうではなくて、ありふれた事件や事故、火事などは、取材の必要はあるとしても、報道の必要はあるのだろうか。掲載許諾をもらうこともなく死者の顔写真を掲載することの正当性は、どのようにして調達できるのか。

続きを読む "亡くなった子供の写真"

| | コメント (9) | トラックバック (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »