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2010年12月 4日 (土)

紀要出版と調査旅行

ブログの更新頻度が落ちているのは、身辺が慌ただしくなっていることもあるが、さすがに備忘録を付けておかなければならないと思う。まず研究方面では、懸案の査読論文が出版された。本当なら1年前に掲載されていなければいけない内容だと思う。すこし反省。もうひとつは調査旅行。親炙している先輩に誘われて某地域を訪れ、構造変動の激しさにショックを受けた。

畑仲哲雄 (2010) 「「編集権」からNPO「協働」へ:あるローカル新聞の市民参加実践」, 『東京大学大学院情報学環紀要 情報学研究』, 通巻79号, 東京大学大学院情報学環. (PDF)
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府|紀要・出版物

紀要に掲載された論文は、穴だらけで突っ込みどころが多いはず。しかし、ようやく研究者としての第一歩を踏み出せた気もする。40代前半で大学院に入学したとき、いい意味でも悪い意味でも、こういうペーパーを書いている自分を想像できなかった。

調査旅行で見聞した内容は、地方/地域のメディア実践を考えるうえできわめて示唆的だった。ただ、先輩たちがなにがしかのアクションを起こすまで、わたしは積極的に書いたりしゃべったりせず、次に書くペーパーに盛り込むつもり。訪問地でお世話になった優秀なジャーナリストを、こんど「メディア研究のつどい」の講師として招きたい。

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コメント

興味深く、拝読させていただきました。

「ジャーナリズム」なり「編集権」なり、という既存のカタチそのものを再検証してゆくことが必要なのでしょうね。
これだけ、「伝える手段」が多様化していっている中では。

本来、
今にあわせてダイナミックに躍動すべき「メディア企業」が、一番、変容へのダイナミズムを失っているのだと感じています。

投稿: ママサン | 2010年12月 6日 (月) 12時28分

>ママサン様
感想をありがとうございます。ご指摘の通り「自明のもの」と思われているイデオロギーや概念を根底から疑ってかかる必要があると思います。問題は、主流メディアの一流ジャーナリストたちほど、編集権やジャーナリズムなどを「自明のもの」と疑わず、むしろ守旧的な立場に立ちやすいことですね。

投稿: 畑仲哲雄 | 2010年12月 7日 (火) 00時27分

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