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2011年2月26日 (土)

出張のホテル代を安くする方法

これを「裏技」と言っていいのかどうかわからないが、地方都市に小さな出張をする際、わたしは安っぽいビジネスホテルを避けて、ラブホテルをたびたび利用してきた。理由は、1人で泊まるには十分すぎるほど広く、バスタブも清潔でゆったりしているからだ(安宿の便器つきユニットバスにお湯をはる気がしない)。領収書もチェックアウト時に頼めば書いてくれるし、そもそも料金も良心的だ。難点は (1)予約できない、(2)ドアをロックされるのが心配、(3)都市によっては不便な場所にある--といったところ。だが、近年はラブホテルよりも安い宿泊プランを提供するホテルが増えてきた。

先般、日本海方面に出張する前に、馴染みのホテルに予約の電話を入れたところ、応対に出たフロント係が「楽天とじゃらんから予約してくださると、安いプランが提供できるんですよ。直に電話してくださるとかえって損になります…」と言ってくれた。ネットで調べると「使い捨てアメニティグッズなしのエコプラン」という宿泊プラン(=旅行商品)があり、たしかに通常料金より2~3割安かった。こういうのを見ると、ホテルに電話を入れるのがアホらしくなる。このため来月の東北出張を前に、楽天トラベルでホテルを探していると、便利な場所にあるビジネスホテルに「23時以降チェックイン」というプランがあり、通常の3~4割ほど安かった。これがカプセルホテル並みの料金なのだ。

インターネットでのオンライン予約は、新幹線や航空券とホテルをセットにした宿泊プランがたくさん作られている。おそらく楽天のような業者が宿泊プランをつくり、全国各地のホテルに提案して仲介手数料を稼いでいるのだろう。実際、ブラウザからDBに条件を入力して、安い順に出力するなど、条件ごとにソートすることも可能だ。こういうサービスが出てくると、客側の選り取り見取りとなり、かつてのわたしように夜のラブホテル街を1人でうろつくという“ハッキング”的な楽しいし作業をする意欲がそがれる。

ただ、なんとなく疑問が二つほど残る。ひとつは、デジタルデバイドな人たちが、実質的に「損」をする社会に加担していないかということ。もうひうとつは、巡りめぐってじぶんの首を絞めてしまうんじゃないかという漠とした不安。つまり、じぶんはネットを使えるので「得」をするかのような錯覚にとらわれるが、ツケを払わせられる人が必ずいるはずで、とどのつまりヴィリリオが警告する「加速化」を促す権力がすべての人を隷従させる社会づくりに寄与しているのではないかという心配である。…などと考えていると、安い買い物ができなくなる。困った。

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コメント

じゃらんと楽天を使い分けています。ポイントも貯まるので更に割引にもなりますし。
確かにホテルの場所設備等を確認しようとサイトで確認すると
え?正規料金はこんなに高いのにいいのかな?と驚く事もありますね。
(1泊3000円代〜ですから)

昨年同級生と話した事は、
この先の情報難民にならないように最低限のネットスキルはいるよね?って
今時TVCMでも最後には続きはwebでのご時世、
普通に見流してたら知らされない事が多すぎるって話でした。

値段の損得だけではなくニュースにしても然り、
なんか情報が2層化して行ってる感じです。

投稿: mono | 2011年2月26日 (土) 08時53分

>monoさん、
最低限のネットスキルは必要というのは、まったく同感です。
<情報資源にアクセスできる人たち/できない人たち>という二層化は、社会全体にとってマイナスですよ。
それにしても、ビジネスホテルが3000円~からというのは驚きです。かつては8000~1万円くらい取られたので、ラブホ独泊5000円というのがお得に思えたのですが、いまじゃ高い!

投稿: 畑仲哲雄 | 2011年2月26日 (土) 09時51分

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