« 被災地の臨時放送局 | トップページ | 水越先生の教科書 »

2011年4月 3日 (日)

ミイラ取りがミイラに

いま振り返れば、わたしは2003年秋、東京大学大学院の社会人選抜の試験を受け、翌04年春、働く大学院生となった。受験時は大学院人文社会研究科だったが、入学時は、なぜか大学院学際情報学府となっていたという狭間世代である。当時のわたしは「面白そうな講義やゼミに出るだけで十分」と思っていたし、原稿料も出ない修士論文なんて書くつもりはなかった。そんなわたしが、今春からミイラになってしまった。

「ミイラ取りがミイラになる」という諺は、人を連れ戻しに行ったつもりが、逆に説得され(あるいは盗掘に入った人が自分もミイラとなってしまい)帰ってこなくなることへの戒めである。当初わたしは大学院に潜り込み、面白そうなミイラを盗み出すことだけを考えていた。そんなわたしがミイラ作りの楽しさにハマってしまい、ついに職場からすると帰らぬ人になってしまった。今後はきれいなミイラをつくり、自らもよいミイラになれるよう修行するしかない。

いまはほとんど出家者の気分です。先輩諸氏の皆さんよろしくお願いします。

|

« 被災地の臨時放送局 | トップページ | 水越先生の教科書 »

school life」カテゴリの記事

コメント

こんにちは
気になる日記がありましたので、コメントとして質問させて下さい。
IS03を使い、パソコンをデザリングするという素晴らしい方法を書かれていて、実際私もやろうと思いますいます。
実際
使ってみて、追加で金銭の請求されませんか?使ってみてどうかなど教えて頂けないでしょうか?お願いします。

投稿: toshi | 2011年4月12日 (火) 15時05分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ミイラ取りがミイラに:

« 被災地の臨時放送局 | トップページ | 水越先生の教科書 »