5月25日「書評という営為」公開研究会あります
よい書評に出会った直後、つい本を衝動買いすることがある。たびたびある。しかし、どういう書評がよい書評なのだろう。書評はたんなる読書感想文ではない。好き/嫌いといった印象だけの「感想文」は、書物を評してるとはいえないのではないか。書評について一度はまじめに考えたことがある人にとって、この研究会は興味をそそられるのではないだろうか。メディア研究者だけではなく、出版業界の方にもおすすめです。
5月25日(水)研究会「書評という営為」のご案内
http://www.hayashik.iii.u-tokyo.ac.jp/jp_news/jp_events/media_kenkyu_tsudoi_shohyo/
読書人ONLINE http://www.dokushojin.co.jp/
ブログなどで「書評」をしている人は意外に多い。ただ、容赦ない酷評を得意とする人もいる。辛口すぎる罵倒文や高みからピシャリと叩くような文章を読まされると、評者の狙いが「書評」ではなく、書物の著者に対する人格攻撃であったり、評者の自己顕示欲が発露されているだけのように思えてくることも。なので、わたしは、他人の書物を得意げに寇なしたり、猜んだりする独り善がりな「書評」もどきは遠ざけるようにしている。そういうのを読んでも勉強にならないし、時間の無駄だから。
じゃあ、では、よい書評とはどういうものか。前向きに考えていこうとすると、結構難しい。植田先生の話はとても楽しみです。
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コメント
図書館戦争、って小説。
読んだことあります?
投稿: ママサン | 2011年5月27日 (金) 19時00分
ママサンさん、
有川さんのSFですか? 読んでないです。書評が関係するのでしょうか?
投稿: 畑仲哲雄 | 2011年5月27日 (金) 21時41分