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2012年5月29日 (火)

「大手病」に対する「無難病」

わたしにとって最初の就職活動は約30年前に遡る。当時は、今日ほど深刻な就職難ではなかったが、それでも就職活動なんてものは楽しいものではなく、よい経験になったとは思えない。わたしたちの世代も、「大手」「有名」企業を志向する傾向があり、「浅薄だ」「本当にやりたいことを考えろ」などと批判されたものである。最近では「大手病」というらしいが、「浅薄」なのは学生側だけだろうか。そうではなくて、むしろ採用側のほうが大学のブランドにこだわっていないのかか。もっといえば、そうした風潮は日本全体を覆っているのではないか。

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2012年5月15日 (火)

最近みたドキュメンタリー映画(その2)

社会的マイノリティを対象にしたドキュメンタリー2作品を観賞した。1本目は遠藤大輔監督『渋谷ブランニューデイズ』(2011)で、2本目は刀川和也監督『隣る人』(2012)である。わたしは映像表現の文法や撮影・編集の技法について熟知しているわけではないが、この2作は対照的に思えた。『渋谷ブランニューデイズ』は数十年にわたってホームレスにまつわる社会事象に関わってきた監督自身のメッセージが明確に伝わる作品であるのに対し、『隣る人』は児童養護施設の子供と福祉士に徹底して寄り添うことに徹しているような不思議な作品であった。もしわたしが2つの対象を取材し、印刷媒体で表現するとすれば、どのように表現していただろう。


遠藤大輔監督『渋谷ブランニューデイズ』(2011)

  ドキュメンタリー映画「渋谷ブランニューデイズ」予告編(YouTube)
  反貧困ネットワーク ドキュメンタリー映画 『渋谷ブランニューデイズ』
  DROPOUT TV ONLINE
刀川和也監督『隣る人』(2012)
  映画『隣る人』予告編(YouTube)

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2012年5月 1日 (火)

最近みたドキュメンタリー映画

意識的にガマンしてきた映画鑑賞をゆるゆると再開しはじめた。最近みたのは、井手洋子監督『ショージとタカオ』(2010)と鈴木正義監督『医す者として』(2011)である。2作品は異なる視点から、異なる手法で作られており、並べて感想を述べる蓋然性はないが、たまたま続けて観る機会があったので、考えたことをつづってみたい。

井手洋子監督『ショージとタカオ』(2010)
  井手洋子『ショージとタカオ』(文藝春秋,2012)
鈴木正義監督『医す者として』(2011)
  南木佳士『信州に上医あり―若月俊一と佐久病院』(岩波新書、1994)
  若月俊一『村で病気とたたかう』 (岩波新書、2002)

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