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2018年1月30日 (火)

記者が泣くとき怒るとき、月刊Journalism連載第2回

朝日新聞社ジャーナリスト学校が発行する月刊誌『Journalism』の連載2回目は、「記者講座 記者が泣くとき怒るとき」です。2018年1月号に掲載されています。ジャーナリストは強靱な体力と冷徹な意志の持ち主だと思われがちですが、優柔不断で気が小さくて、お悩み上手な人も少なくありません。この回では記者の内的体験という語られることの少なかったテーマについて検討してます。

「記者講座 道徳的な難問を考える(2) 記者が泣くとき怒るとき」『Journalism』 (332):2018.1

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4年生ゼミで読むかもしれない本

大学4年生のゼミでは、少し難しいかもしれないけれど、松村圭一郎さんの『うしろめたさの人類学』を読もうかなと思っています。

多くの学生は3年の終わりから就活に振り回されて、ゼミに顔を出さなくなります。ある意味、必死です。彼ら彼女らはこれまで偏差値の格差のなかで嫌な思いを強いられてきました。大学を出たら、そのあとは収入や社会的ステータスという格差のなかに放り込まれます。ゼミどころではなくなる学生もいます。

松村圭一郎『うしろめたさの人類学』(ミシマ社,2017)

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2018年1月29日 (月)

記者が〈ルール〉を破るとき、月刊Journalism連載第1回

朝日新聞社ジャーナリスト学校が発行する月刊誌『Journalism』で連載する機会をいただきました。わたしが担当しているのは「記者講座」というコーナーです。これまで何人ものベテラン記者たちが筆を執ってこられた定番のページです。第1回の記事は2017年12月号に掲載されました。タイトルは「記者が〈ルール〉を破るとき」です。

「記者講座 道徳的な難問を考える(1) 記者が〈ルール〉を破るとき」『Journalism』 (331):2017.12 p.84-91


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2018年1月 9日 (火)

卒論審査の新方針(剽窃は一発アウト)

「卒論が完成したので添削をしてください」と頼まれるたびに朱をいれて返してきましたが、同じ学生から3度4度と要求されると、教員の身が持ちません。ゼミ生15人の論文を平均3回添削するということは、45回も目を通してチェックしていくことになります。1人あたり1万2000~1万5000文字の分量なので、眼が死にます。(おまけに、大学院生の修士論文もあり、これが1人あたり3万~5万文字が当たり前ですからね)

朱を入れて返しても「言われた通りに修正したので確認を」というメールがやってきて、十分に直っていないところに再び朱を入れると、またまた「言われた通りに修正したので確認して」とメールがやってくる。表記のルールは「社会学評論スタイルガイド」を見てとお願いしても、きちんとできていないので、また朱を入れると、「こんどこそ、これでいいかどうか確認して」と添削のようなことを求められる……。完全な負のスパイラル。まるで「校正アプリ」にさせられたような気持ちになり、体も心も傷つきます。

そこで、私は次年度から文章の添削をしないことに決めました。研究の方法や深め方についての相談にはナンボでも乗るけれど、日本語表現の添削は原則やらない。

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2018年1月 8日 (月)

院生と読むかもしれない本

大学院ではジャーナリズム演習(ゼミ)と、地域メディア研究という授業を担当しています。ゼミではマスメディアやジャーナリズムをテーマにした修士論文を執筆するうえで必要と思える本や論文を選ぶ必要があり、これが悩ましいのです。他方、「地域メディア研究」という授業では比較的自由に、かつ、臨機応変にやっています。ぼつぼつ来年度の課題図書を考えるシーズンで悩んでいます。候補は以下です。

■新しい本たち■
林香里(2017)『メディア不信――何が問われているのか』岩波新書
章蓉(2017)『コレクティヴ・ジャーナリズム-中国に見るネットメディアの新たなる可能性』新聞通信調査会
阿部岳(2017)『ルポ 沖縄 国家の暴力 現場記者が見た「高江165日」の真実』朝日新聞出版
望月衣塑子(2017)『新聞記者』角川新書

■その他、あれこれ考え中の本たち■
韓東賢(2015)『チマ・チョゴリ制服の民族誌-その誕生と朝鮮学校の女性たち』Pitch Communications
ジョン デューイ(2014)『公衆とその諸問題―現代政治の基礎』ちくま学芸文庫
エドワード・W. サイード(1993)『オリエンタリズム』平凡社ライブラリー
内山節(2010)『共同体の基礎理論』農山漁村文化協会
ウォルター リップマン(2007)『幻の公衆』柏書房
鈴木哲也・ 高瀬桃子(2015)『学術書を書く』京都大学学術出版会

書き忘れましたが、私がいる大学院の正式名称は以下です。

龍谷大学大学院社会学研究科 http://www.soc.ryukoku.ac.jp/daigakuin/


大学院受験を検討されている方への参考資料 https://www.ryukoku.ac.jp/admission/nyushi/daigakuin/

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3年生ゼミで読むかもしれない本

ほんとうは勉強したいと思って大学に入学していても、初回ゼミの自己紹介でそんなことを口にする学生は1人もいません。20歳前後の若者といえば、大人社会に対する興味と反発がないまぜになっていることも多く、だいたい素直じゃないです。わたしの助言や忠告に耳を傾けるようになるには、就活を終えたくらいの時期まで待たなければなりません。大学1~2年生からみれば、大学の先生は高校教員みたいに厳しくないので、ふつうはナメてかかっています。

背伸びして反抗的に突っかかってくるならまだいいのですが、学ぶチャンスを逸してしまった学生を見るのは、正直つらく悲しいものです。読書習慣につけさせるのは、ほんらい大学教員の仕事ではないと思っていましたが、最近は強制的にでも読ませないといけないなあと思い始めています。そこで来年度の3年生ゼミでは、一冊の漫画をみんなで丹念に輪読しようかなと思っています。

吉野源三郎原作 ; 羽賀翔一漫画『漫画 君たちはどう生きるか』(マガジンハウス,2017)

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