ジャーナリズムに地域主義を
きょうから2018年度の授業が始まります。
龍谷大学社会学部の教員になったのが2013年春なので、この4月から6年目に突入です。共同通信社を辞め、博士論文の執筆に2年を費やした日々が、徐々に遠ざかっていることを実感します。2年間の間に東日本大震災があり、学術書と論文に埋もれている自分を、運が悪いと呪ったものです。でも、きょうまでやってこられたのは、編集者の同居人と東大の恩師に支えてもらったおかげでだと感謝しています。
また、今日までの間に、各方面の先生方から執筆のお誘いをいただき、いくつかの共著者の仲間入りをさせていただきました。まもなく、論創社から『危機の時代と「知」の挑戦』(照屋寛之・萩野寛雄・中野晃一編著)が刊行されます。上巻の第4章で「 国家に馴致されないメディアの必要――ジャーナリズムに地域主義を」と題した小論を発表させていただきました。執筆にあたり、東北福祉大学の長谷川雄一先生にはたいへんお世話になりました。あらためて感謝申し上げます。
せっかくなので、これまでの5冊の共著を以下に列挙しておきます。
松浦さと子編著 『日本のコミュニティ放送:理想と現実の間で』 第3章 「コミュニティ放送にジャーナリズムは必要か」 晃洋書房,2017年5月
李相哲編著 『日中韓メディアの衝突:新聞・テレビ報道とネットがつなぐ三国関係』 第3章 「日本の政治システムとメディア産業」 ミネルヴァ書房,2017年3月
菊池理夫・有賀誠・田上孝一編著 『政府の政治理論』第13章「ジャーナリズムと政府」 晃洋書房,2017年3月
小林正弥・菊地理夫共編 『コミュニタリアニズムのフロンティア 』 第10章 「パブリック・ジャーナリズム」 勁草書房,2012年11月
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