『ジャーナリズムの道徳的ジレンマ』届きました
昨夜遅く『ジャーナリズムの道徳的ジレンマ』10冊が自宅に届きました(本屋さんに並ぶ前に著者に届けられるんです)。ブックデザインや色合いは書影(画像データ)の通りですが、256頁はそれなりの質感ですが、ソフトカバーのA5判なので、カバン内でも邪魔にならないでしょう。
勁草書房編集部サイトの連載記事の誤字脱字を修正し、必要に応じて加筆修正し、新しい記事も追記してあります。アマゾンなどのネット書店では予約注文を受付中です。どうぞよろしくお願いします。
畑仲哲雄『ジャーナリズムの道徳的ジレンマ』勁草書房, 256頁, 本体2300円, ISBN 978-4-326-60307-7
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この本では、以下、計20のジレンマ事例を取り上げています。
第1章 人命と報道
CASE:001 最高の写真か、最低の撮影者か
CASE:002 人質解放のために警察に協力すべきか
CASE:003 原発事故が起きたら記者を退避させるべきか
CASE:004 家族が戦場ジャーナリストになると言い出したら
第2章 報道による被害
CASE:005 被災地に殺到する取材陣を追い返すべきか
CASE:006 被害者が匿名報道を望むとき
CASE:007 加害者家族を「世間」から守れるか
CASE:008 企業倒産をどのタイミングで書く
第3章 取材相手との約束
CASE:009 オフレコ取材で重大な事実が発覚したら
CASE:010 記事の事前チェックを求められたら
CASE:011 記者会見が有料化されたら
CASE:012 取材謝礼を要求されたら
第4章 ルールブックの限界と課題
CASE:013 ジャーナリストに社会運動ができるか
CASE:014 NPOに紙面作りを任せてもいいか
CASE:015 ネットの記事を削除してほしいと言われたら
CASE:016 正社員の記者やディレクターに表現の自由はあるか
第5章 取材者の立場と属性
CASE:017 同僚記者が取材先でセクハラ被害に遭ったら
CASE:018 犯人が正当な主張を繰り広げたら
CASE:019 宗主国の記者は植民地で取材できるか
CASE:020 AIの指示に従って取材する是非
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