新聞書評『沖縄で新聞記者になる』
沖縄タイムス社と琉球新報社が、わが人生2冊目の新書『沖縄で新聞記者になる』(ボーダー新書)を書評で採りあげてくれました。本の内容が、両新聞社に勤める/勤めていた本土出身記者のため、もしかしたら採りあげづらいかなあという懸念もありましたが、両紙とも好意的に紹介していただき感謝しています。
沖縄タイムスで評者になってくださったのは普久原朝日さん。普久原さんは元「辺野古」県民投票の会で活動されていた若い沖縄人(ウチナーンチュ)の方です。お目にかかったことがありませんが、写真家としてライターとして多方面で活躍されている姿は本土からも注目を集めています。普久原さんは「沖縄のジャーナリズムだけでなく、沖縄と日本の関係を考えるための重要な示唆を与えてくれる」と評してくれました。そんな言葉をウチナーンチュの論者からいただけるのは光栄です。
https://twitter.com/hatanaka/status/1251440805710987265
一方、琉球新報で評者になってくださったのは打越正行さんです。打越さんといえば『ヤンキーと地元』(筑摩書房)で第6回 沖縄書店大賞・沖縄部門大賞受賞され、いまもっとも注目を集めている社会学者です。建設業や性風俗業などの仕事に就いた沖縄のヤンキーに迫ったすごい研究者です。打越さんは本土の人ですが、わたしよりも沖縄人との深く接触されているため、わたしの沖縄ジャーナリズム観とは異なる見方を示してくれました。とてもありがたい批判です。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1123494.html
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