いまこそ『スローネット』とヴィリリオか
デジタル技術によって「加速」されるネット世界と現実世界を、肯定的に受け止めようと危険視しようと、わたしたちはもはやそこから逃れて生きることはできない。気がつけば、そういう段階にさしかかってしまった。そんなわたしたちの社会環境に、情報学環の西垣通先生の『スローネット:IT社会の新たなかたち』(春秋社)は、「身体性の回復」、「ローカリズムの重視」、「老いることの意味」について鋭く問いかける。「スローネット」という考え方は論争的だ。
西垣通(2010)『スローネット:IT社会の新たなかたち』春秋社.
ヴィリリオ,ポール(1998)『電脳世界:最悪のシナリオへの対応』産業図書.
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