カテゴリー「school life」の120件の記事

2014年9月26日 (金)

いまさらふり返る就活

龍谷大学の教員になって1年半が過ぎようとしています。この間いろんなことがありました。仕事内容も激変しましたし、東京から京都に引っ越して間もなく大阪の父親が急死したときは楽ではありませんでした。しかし、この1年半より前から、しんどい経験もしてきました。ひとつは学位の取得であり、もうひとつは就活です。このうち就活について自分の経験を書いておきます。というのも、大学教授になるマニュアル本がいくつも出ていて、こうした風潮になんだか疑問を感じたからです。

実践応用編 サラリーマンのための 大学教授の資格
あなたも大学教授になれる 「知的自由人」のすすめ
新 大学教授になる方法
サラリーマンから大学教授になる!方法 (宝島社新書)
実践版 働きながら大学教授になる方法
1勝100敗! あるキャリア官僚の転職記~大学教授公募の裏側~ (光文社新書)

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2014年8月 7日 (木)

就職予備校にすらなり得ていない

「授業でくだらない雑談をする時間があったら、たとえばSPIで出題されるようなネタを教えてやれよ」――ずいぶん前のこと。ある教員に向かってそんなセリフを吐いたことがあります。当然、わたしの発言は完全否定されました。ケンカを売ったようなものなので仕方がありません。ただ、そのときの問題意識は消えずにくすぶっていて、各授業のコース内容を考えるときに思い出してしまいます。

本田由紀(2009)『教育の職業的意義――若者、学校、社会をつなぐ』ちくま新書.
難波功士(2014)『大二病――「評価」から逃げる若者たち』双葉新書.

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2013年11月28日 (木)

大学生の成長について(備忘録)

学生はどのように成長するのだろう。わたしは1・2年生のゼミを受け持たせいただいているが、ゼミサポーターの4年生と比べると圧倒的な差がある。教壇に立つようになって8カ月が過ぎようとしているいま、じぶん自身の経験を踏まえて、自問自答してみたい。

豊島ミホ(2007)『神田川デイズ』角川書店
森見登美彦(2008)『四畳半神話大系』角川文庫
石渡嶺司(2007)『最高学府はバカだらけ―全入時代の大学「崖っぷち」事情』光文社新書
石渡嶺司・大沢仁(2011)『就活のバカヤロー-企業・大学・学生が演じる茶番劇』光文社新書


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2013年11月 2日 (土)

内側にいるから見えない?

現場をかけ回っている前線のジャーナリストたちは、取材対象について膨大な情報や知識を有している。「サツ回り」と呼ばれる事件記者は、刑法の知識はいうまでもなく、過去の未解決事件、警察組織の成立や現在の課題などは一通り頭に入っているし、警察官僚の行動原理や思想的傾向を理解し、内部人事などに通じている場合もある。岡目八目とはよくいったもので警察内部にいる職員より、ベテランのサツ記者のほうが警察に詳しい。しかし、そんな記者たちも、じぶんが帰属している集団についてけっして詳しいわけではない。

以下は、大学内部からの評価を気にせずに目を通した/ている本や記事(50音順)
朝日新聞連載「大学変貌」(2013.4.5~)
石渡嶺司・山内太地『アホ大学のバカ学生―グローバル人材と就活迷子のあいだ』(光文社, 2012.1)
川成洋『大学崩壊』(宝島社, 2000.6)
櫻田大造『大学教員採用・人事のカラクリ』(中央公論新社, 2011.11)
櫻田大造『大学入試担当教員のぶっちゃけ話』(中央公論新社, 2013.9)
常見陽平『就活の神さま―自信のなかったボクを「納得内定」に導いた22の教え』(WAVE出版, 2011.10)
毎日新聞教育取材班『大学に「明日」はあるか』(毎日新聞社, 1998.11)
宮台真司『宮台教授の就活原論』(太田出版, 2011.10)

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2013年6月11日 (火)

行儀作法のせんせい

昨夜、鹿児島県の郷土料理店で食事した。薩摩弁の女将が数人の学生アルバイトを雇って切り盛りしている小さな店で、学生バイト店員の対応がとても気持ちよかった。この女将の存在を知ったのは、ことし2月のことである。出張先の金沢で偶然出会った女性が「滋賀の大学で勤務されるのなら、ぜひママの店に行ってください」と熱心に薦められた。そして昨夜ようやくその約束をはたせたのである。

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2013年3月27日 (水)

ジャーナリストとドクター

Journalist_doctor学位取得は論文の最終審査に合格した時点で確定していたし、学内の手続きも済んでいたはずだが、3月25日の学位記授与式に出席して、おぼろげながら実感がわいた。わたしの場合は運が良かっただけ。実力をともなう学位とは到底思えない。そのように考えると、なんだか気が重い。わたしはアカデミック・ガウンを羽織るのが嫌だった。そんなわたしに同居人は「すなおに喜べないのは自意識過剰」と批判したが、やはり分不相応な感覚が払拭できなかった。だが、それはもしかすると、「ジャーナリストではありません。ただのブンヤです」という新聞記者たちの感覚と似ている気がする。つまり、わたしは「ただの屁理屈コネ屋でございます」と自己表現する、すこし恥ずかしい存在なのかもしれない。なるほど、たしかに自意識過剰だ。

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2013年1月21日 (月)

学位取得決定と就職決定のご報告

ブログの更新が長らく滞っていたのは、ふたつの挑戦をしていたためです。ひとつは博士論文を完成させること。もうひとつはアカデミックポスト探しです。いま、それらがようやく一段落しました。博士論文の題は『ジャーナリズムにおける〈地域〉という立脚点――地域紙とNPOの「協働」に関する事例研究』です。審査の結果、博士(社会情報学)が決定したという連絡を指導教員の林香里先生からいただきました。学位取得に先だって、龍谷大学社会学部から准教授のポストをいただけることをも決まっていました。多くの人にお世話になり、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

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2012年6月21日 (木)

【告知】日韓国際シンポ 放送の公正性とは何か ― 韓国放送局ストライキから考える日韓メディア産業の未来 ― (7月16日)

わたしが所属している研究室で、以下のシンポジウムを開催します。いま韓国の放送局で長期のストライキ闘争がおこなわれていることは、日本のジャーナリストたちにほとんど知られていないと思います。日韓のメディア産業の差違やジャーナリズムのあり方を考えるうえで、示唆に富むシンポジウムになると思います。ふるってご参加ください。

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日韓国際シンポジウム
放送の公正性とは何か
― 韓国放送局ストライキから考える日韓メディア産業の未来 ―

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日時: 2012年7月16日(月・祝)13:30~17:00(13:00開場)
会場: 東京大学大学院情報学環 福武ホール・福武ラーニングシアター
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/access/index.html

共催: 北海道大学東アジアメディア研究センター
東京大学大学院情報学環林香里研究室

同時通訳あり・事前申込不要
お問い合わせ 「メディア研究のつどい」事務局  iii.media.studies[アット]gmail.com

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2011年6月28日 (火)

研究室のウェブサイトに報告記事を掲載

大震災発生から3ヶ月あまりがすぎた6月19~20日、学問上の師である林香里先生とともに宮城県を訪れました。最初の訪問先は、宮城県亘理町役場に開局した「FMあおぞら」という臨時災害放送局です。翌日にお邪魔したのは、石巻日日新聞社です。この報告が研究室のウェブサイトに掲載されました。亘理町のコミュニティFM「FMあおそら」は、河北新報社の佐藤和文さんから教えていただいたコミュニティ放送局で、わたしたちを放送局まで連れて行ってくださったのも佐藤さんでした。本当にありがとうございました。

孤立する地域の人を救いたい:主婦が立ち上げた「FMあおぞら」 【取材報告】被災地の小さなメディアを訪問(上)
原点は紙とペン:手書きの壁新聞を発行した石巻日日新聞 【取材報告】被災地の小さなメディアを訪問(下)
FMあおぞら公式サイト http://www.town.watari.miyagi.jp/index.cfm/22,0,126,html
FMあおぞらtwitterアカウント https://twitter.com/#!/vivayukina
河北新報Web日誌: 災害FM局「あおぞら」 宮城県亘理町 http://blog.kahoku.co.jp/web/archives/2011/06/post_294.html
石巻日日新聞社公式サイト http://www.hibishinbun.com/

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2011年5月26日 (木)

6月3日「大震災下のネット報道」公開研究会やります

20110603_tsudoi東日本大震災から3ヶ月を目前にした6月3日(金)夕~夜、東京大学本郷キャンパスで、公開研究会「メディア研究のつどい」を開催します。今回のテーマは、「大震災下のネット報道-被災地の新聞社が取り組んだこと」。仙台に本社がある河北新報社の佐藤和文メディア局長をお招きし、講演と議論の夕べを開催します。佐藤さんは河北新報社のデジタル部門を統括する責任者で、このたびの大震災では、ブログ、SNS、ツイッターなどをフル活用した「ネット報道」を指揮してこられました。体験に基づいた貴重な話が聞けるのではないかと期待します。入場無料、参加自由です。事前登録の必要はありません。

公開研究会「大震災下のネット報道-被災地の新聞社が取り組んだこと」のご案内
http://www.hayashik.iii.u-tokyo.ac.jp/jp_news/media_kenkyu_tsudoi_311_internet/

研究会の場所:本郷キャンパス工学部2号館の地図

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